覚悟の再発手術 | Renge☘️下大静脈平滑筋肉腫

Renge☘️下大静脈平滑筋肉腫

2018年5月下大静脈平滑筋肉腫を地元病院で切除。6月K病院の肉腫科と医療連携。2020年3月再発。下大静脈を人工血管、肉腫と右の腎臓と副腎摘出。10月O大呼吸器外科で肺転移切除。12月睡眠時無呼吸症候群。2023年子宮内膜異形増殖症。5月右肺転移手術。2024年5月左肺転移切除

明日の8:30〜、下大静脈平滑筋肉腫の再発手術です。

世界中、日本中が大変な状況の中で、手術や入院をして、医療従事者の方々にサポートし助けて頂けること、当たり前のことではないのだと噛み締めています。

病院や医療従事者の方々に心より感謝致します。
(病院前の花壇)

手術を受ける病院へ辿り着くまで空港を利用しましたが、
1ヶ月前に検査で利用した時は混雑していて、飛行機も満席でした。
今回は、両空港とも各店舗は臨時休業し、空港内は閑散とし、飛行機も空席ばかりでした。
人がいないのです。
そんな中、きっと心の中では目の前に広がる光景にショックを受けておられるであろう働く空港関係者の方々が、
数少ない空港利用者の為に懸命に働いておられました。
普段、空港を利用されている多くの方は、不要不急の外出を自粛されているのだと強く実感した
遠方の病院までの道程でした。
そして、無事に手術を受ける肉腫科のある病院に到着し、腫瘍外科の主治医の先生に手術説明を受けることが出来ました。
丁寧にしっかり、一つ一つゆっくりと説明して下さいました。

思いのほか、自分自身にとって大きな手術になりそうで、手術説明を受けたその夜は一人戸惑い、不安と心配で病室で考え込んでしまいました。

命を脅かす平滑筋肉腫という厄介な病、再発したここで、正常な臓器を含め肉腫の根治を目指してしっかり大きく切除して行く、私にとっては大きなチャレンジです。

あくまで開腹してみないと分からないことですが、手術予定としては、
現在や今後を脅かす平滑筋肉腫近くの下大静脈を切除し人工血管にし、
右腎臓や右副腎も切除して根治を目指して行くと。
出血や癒着や大動脈近くであることや透析など、万が一のリスクのお話も聞きました。
手術説明を受けた当初は、恐怖心の方が強かったのですが、
主治医の先生が何度も回診へ来て下さり、疑問や不安にも一つ一つ丁寧に答えて下さいました。

平滑筋肉腫という強敵を前に、その時その時で何がベストか考えて最善を尽くして行くと。
納得しました。

また、泌尿器科や麻酔科の先生や多くの医療従事者の方々も手術について、丁寧に分かりやすく説明や声をかけて下さいました。

人工血管の手術をして下さる心臓血管外科の先生方も優秀な先生方と肉腫科の先生に聞き、安心してお任せする気持ちになれました。

そして、応援して励ましてくれる沢山の人々。
おかげ様で、明日の手術へ向けて気持ちが整いました。
落ち着きました。ありがとうございます。

ただ、やはりこんな大変な中ですし、コロナへの心配や感染症対策は、手術を受ける病院でもしっかりなされていました。

私もやはり、病院に辿り着くまで飛行機やバスなど公共交通機関を利用しましたし、感染拡大地域からの移動ですので、心配され慎重に進められて当然だと思います。
手術して頂けること、申し訳ない気持ちにもなりました。
感染症の先生にしっかり問診を受けて、体調を見て、手術中も慎重に取り組んで下さるとのことで、明日は体調万全で臨みたいと思います。

緊張でなかなか寝付けないのですが、これからゆっくり心身を休めます。
明日の手術の不安や心配を拭い去るほどの感謝、今の気持ちは感謝しかありません。

感謝…感謝…ありがとうございます。

全国民に不要不急の外出自粛が呼び掛けられている中で、多くのリスクを背負い不眠不休で人命を守り助けて下さる医療従事者や手術室の方々へ、
明日の8:30〜エールと祈りをよろしくお願いします。

患者の私は全身麻酔をしてもらい、術中もしっかり管理してもらい、ある意味、眠って横になっているだけです。

手術の進み具合や体の状態によっては、数時間〜10時間近くかかるかもしれない手術だそうで、
長時間、強敵サルコーマと闘って下さるのは医療従事者の方々です。

明日は祈りつつ、手術台で眠りにつきます。
祈りの応援、よろしくお願いします。

明日の朝、下大静脈平滑筋肉腫の再発手術へ行って来ます。