《食事が終わると、イエスはシモン・ペトロに、
「ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか」
と言われた。
ペトロが、
「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」
と言うと、
イエスは、
「わたしの小羊を飼いなさい」
と言われた。
二度目にイエスは言われた。
「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」
ペトロが、
「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」
と言うと、
イエスは、
「わたしの羊の世話をしなさい」
と言われた。
三度目にイエスは言われた。
「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」
ペトロは、イエスが三度目も、
「わたしを愛しているか」
と言われたので、悲しくなった。
そして言った。
「主よ、あなたは何もかもご存じです。
わたしがあなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます。」
イエスは言われた。
「わたしの羊を飼いなさい。
はっきり言っておく。
あなたは、若いときは、自分で帯を締めて、行きたいところへ行っていた。
しかし、年をとると、両手を伸ばして、他の人に帯を締められ、
行きたくないところへ連れて行かれる。」
ペトロがどのような死に方で、神の栄光を現すようになるかを示そうとして、
イエスはこう言われたのである。
このように話してから、ペトロに、
「わたしに従いなさい」
と言われた。》
(ヨハネによる福音書 21:1-19)
日曜日のみことばと祈りのヒント
今の私が、名を呼ばれ、
「この人たち以上にわたしを愛しているか?」
と、目の前に立ち、見つめられ、問いかけられたら、
真っ直ぐに目を見つめ返し「はい」と答えられるかな。
例えば授業中、当てられないように、
ちょっと俯き加減で目をそらしているような心境。
または、
「えっと…あの…ちょっと…迷っています…ごめんなさい」
と、正直に打ち明けたくなるような、
そんな心境かもしれないです。
主イエス様が、十字架に磔にされるため捕らえられた時、
「他の者があなたにつまずいても、私はあなたを知らないと決して言わない」
と誓ったペテロに対し、主イエスは、
「今夜、鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」
と言われました。
「いいえ、決して言いません(私こそが誰よりもあなたを愛しています)」
と誓いました。
だけど、主イエスが言った通り、
「あんな人(イエス)は知らない。私とは何の関わりもない。」
と三度、主を裏切った一番弟子のペテロ。
私も「知らない…」と言ってること、何度もあるだろうな。
そんな人間の弱さや愚かさ、心の想いや頭の考えも全て御存知の天のお父ちゃんに、
「迷っています」
という事も、正直に伝えて行こう。
そう思った術後二年目のはじまりです。
主イエスは、ペテロが失敗しないように祈るのではなく、
失敗した後に立ち直れるように、信仰がなくならないように祈りました。
「わたし(イエス)は、
あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。
だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカの福音書22章32節)
と。