高知っていったら、カツオでしょ！
と、あなたは言うかもしれないが、俺は実のところカツオがあまり好きではない。
それは、俺がどこか「磯野カツオ」に似ているからなのかもしれない。
いや、姿形が、というわけではなくて、性格が。
ちょいと屁理屈っぽいところとか、自分をみているようだ。
だから、カツオを食べるってことは自分を食うようで、うまいまずいを論じる前に、知らず知らず避けてしまうのだろう。
カツオのたたき、なんて聞くと、自分がパシパシひっぱたかれているようで、耳にしただけで身の毛がよだつ。
そんなわけで、隣の兄さんはカツオのたたき、一押しだったけど、それは遠慮し、この日はクジラ三昧。
あと、うつぼのから揚げ。
これが超越、うまかった。
高知に来たら「うつぼのから揚げ」だよ！って言っても過言でない。
なんていうと、四万十川の青海苔に、
「あたしはどうなの？！」
と拗ねられそうなので、追記するが、青海苔の天麩羅も最高だった。
カツオの逆襲については、また次回。
ではまた。