赤羽ツアー | さてと、今夜はどこ行く?

さてと、今夜はどこ行く?

酒場であったあんなこと、こんなこと。そんなことを書いてます。ほとんど、妄想、作話ですが。

仕事納め、明日からはお休み、となれば、やはりここは普段行けないあの街に繰り出すでしょう!
あの街、そう、それは赤羽。
モツ焼きの米山を破片さんに紹介されて以来、すっかりお気に入りになってしまった街である。

早速、今回も破片さんを打診。
するとすかさずOKの御返事♪
破片さん 、ありがとう。

こうして、今年最後の赤羽呑んだ暮れツアーが決行されたのであった。

行った店。
たる鉄:宴会が入っていて、入れなかった。残念。
まるます家;鯉とうなぎ
きらく;櫻鍋
いこい;千ベロ、立ち飲み
まるよし;モツ焼き
斎藤酒場;十条の老舗

では、どじょ↓


まだ破片さんも伺った事がないという「たる鉄」
脳みその刺身を食べさせてくれると聞いて、二人で意気揚々出向いたのだが、やはり年末の為か、宴会の予約が入っていたらしく、もともとキャパも小さめなお店のようだし、この日は貸し切りで、入れず。
まあ、記念に、と、お店の写真だけ撮影。

次。



まるます家。
鰻、鯉など淡水魚が美味しいお店。
ただし、お酒は一人3倍までと決まっているらしく、あまり長居はできないらしい。

お店に入ると、既に満席であったが、長居はできないのは皆同じらしく、すぐに席が空き、破片さん曰く、司令塔前の席を陣取る事ができた。
司令塔とはまさに文字通り注文や会計の指令をする女将?のいる場所で、目の前ではその司令官ならぬ女将が、注文が入る度に叫んだり、注文の札を調整したりしている。
この店では、伝票にお値段を書くということはしないで、メニュー事に色札ができており、注文が入るとその札をこれまた司令官の目の前にある各席ごとにボードに打たれた番号釘に引っ掛けて行くという清算の仕方をとられている。
上手く説明出来なくて申し訳ないが、店内はコの字型カウンターが二列、その席事に番号が振られ、だから1番から50番くらいまであるのではないだろうか?
その席分の釘がボードに番号とともに打たれ、注文が入る度に、その席の釘に札がかかって行く、という様式である。それで、そのボードがこの指令席にあるのであった。

司令官の目を誤摩化せば、札を交換したり減らしたりも・・・・なんてことは、考えるわけが無い!


まずは瓶ビール。サッポロ赤星大瓶。
これが置いてあると、なんだかホットする。


まずは鯉のアライ。
酢みそで頂く。
某どぜう屋でも頂けるが、お値段はこちらの2倍近くする。
まるます家、最高である♪


鰻白焼き。
これで1000円とは、お安い。


ナマズの唐揚げ。
ナマズってはじめて食べたかも。


イカフライ。
大きくてお得。さらに旨い。
他にゲソ揚げなどもあって、それがまた凄い量。
あれもいきましょうよ!という俺っちの要求は、そんなに食ったらここで終了、他、回れなくなる、という破片さんの冷静な判断のもと、却下されたのであった。


焼酎ロック。
すでにビール二本空けているので、これでお酒は終わり?
まあ、お店の人に言われなくても、もう次いくよ、で、こちらは御馳走様。



店内の様子とメニュー。
次回はゲソ揚げ、白子ポン酢、あたりを攻めようと心に誓ったのであった。

そういえば、破片さんのお薦めは鰻肝焼き。
しかし、売り切れで、泣く泣く見送ったのであったが、我々が出る頃、焼き上がってるって、どういうことよ!

鰻肝焼きも次回は外せない、と肝に命じたのであった。


次に向かうは、こちらも破片さんが気になっていたと言う「きらく」。
もちろんお互い未訪である。
たしかに破片さんが気になっていたというのも頷ける外観。



馬刺と櫻鍋がメインのお店らしい。

恐る恐る引き戸をあけて店内に入ると、既に満席。
諦めて帰ろうとする我々に、二階開けるから、どうぞ!と大将。
どうぞ、と薦められ、いざ二階へ通じる階段をみると、荷物でいっぱい、足の踏み場も無い!
どうやって、上がるのよ?、二階も荷物でいっぱいなんてんじゃないんだろうな?
と不安になったが、女将さんが、荷物を片付けてくれ、無事二階へと上がる事ができた。
どうやら、荷物はお客さんのもので、一時的に階段におかれていただけらしい。



二階は八畳ほどの広さ。
他にお客もなく、破片さんと二人で貸し切り。


お通しの子持ち昆布。
旨い。
お通しが旨い、これは当たりの証拠。


お酒は焼酎お湯割りで。


馬肉の冷しゃぶ。



良い感じの柔らかさ。



馬刺。


赤身の肉で、渋谷の信玄で頂ける霜降り馬刺とは違うが、これもまた旨い。




櫻鍋。
馬肉のすき焼き。



肉は、ちょっと赤みが残っている位で食すのが美味しい食べ方。



もちろんまだ残っていた馬刺を、すーきすーきして食べたことは言うまでもない。

お会計は二人で6000円。
馬肉冷しゃぶと馬刺と櫻鍋、各一人前と焼酎お湯割り各自2杯、それにお通し2人前
うーん、ちょっと高いかな。

ちなみにお値段が明記されていたのは、馬刺800円と櫻鍋1400円だけ。
想像だが、お通し500円、焼酎500円、冷しゃぶ800円であろうか。

ちょっと高かったかねえ、と、会計の内訳を推定し合いながら、次に向かうは、ここで高いとは言わせないぜ!の・・・・





いこい。
千円でべろべろに酔えちゃうお店、略して、【千ベロ】の「いこい」である。


まずはモツ煮込み。
つまみのほとんどが110円。
もちろんこれも110円。


ホッピー。
中の御替わりは180円。


モツ焼きの多くは3本で220円。

なんなんでしょう!この良心的金額設定は。
もうけあるのでしょうか?
なんだか、今よりもっと物価の安かった昭和の居酒屋にタイムスリップした錯覚に陥った。
モツ焼き一本あたり70円。それで普通の大きさ、味旨し♪
ありえないっす!


メニュー、舌代って・・・・

安いねえ。

しかし、もう閉店。

もうちょっと色々味わいたかったが、まあ次回までのお楽しみってことで、次。





まるよし。

ここは、前回も連れてきてもらったのだが、ホーデン刺しとかが食べられて、すっかりお気に入りになってしまった店なのだ。
ところが・・・・・・


ホーデン刺し、売り切れ。。。

ま、いいか。で、レバ刺し。

旨いです。
やはりking of sashiはレバでしょう!


こちらではサワー。



牡蠣フライ。
ハーフではない。フルである。

さてさて、ではでは、ホンチャン行きますか!

ホンチャンは赤羽からちょっと離れる。
埼京線に乗る事数分。
そこは十条であった。

少し歩くと、

じゃーーん。

本日のフィナーレを飾る店。




老舗も老舗、斎藤酒場である。

予てから来たくて来れずにいた斎藤酒場。
やっと会えたね。
初めてなのに懐かしい。


噂にきいてた、お通しの落花生。
ただの落花生が3つ。
決してお通しからして美味しいとは言いがたいが、いいのである。例外もある。許せるのである。
っていうか、落花生もうまいのだ。少量なのは、お通しでお腹いっぱいにしてもらっては困るからなのである。そういうお店側の優しさ故の落花生。

ああ、渋皮の仄かな苦みに寛大なる優しさを感じるよ。


炭酸系は辛くなってきたので、ここは、にごり酒。


ポテトサラダ。
破片さんがすすめるだけあって美味しいです。


メニューはこんな感じ。


鮪中落ち。


コロッケ。
実は串カツがお薦めとの事だったのだが、遅い時間だったので、もう品切れ。
第二候補のコロッケであったが、いやはや、旨いっす。
外カリッ、中ふんわりで、微妙にカレー風味。
食感、味ともに最高!


この辺になると、もう記憶が定かではないのだが、あら煮だろうか?
たしか、お値段相当安かったような・・・


クジラベーコン。

だめだ、覚えてない。
覚えてないけど、食べてるんだよなあ。


テーブルは一枚板で、年季が入っている。
しかし、こんな写真撮ってるってことは、テーブル席がガラガラになる時間まで居たってことなんだよなあ。


レトロな店内。


何故か岩場が。


どうやら閉店までいたらしい。
記憶には薄いのだが、お店後にする時には、すでに暖簾もさげられていたような・・・

うーん、だが満足。十分に堪能致しました。
破片さんありがとう。

この近所にお住まいの破片さんと別れ、俺っちは、駅へ。

この時間帯だと、渋谷までの電車は無くて、池袋止まり。
池袋まででて、後は仕方ない、タクシーかなあ。
そんな時間帯。

ちょっとウトウト。
はっと気がつくと、みんな降りてる。

なんだ、もう池袋か。

寝ぼけたまま、改札でて、ふらふら歩いて、流しのタクシー捕まえ、
「いやあ、池袋ってあんまり来ないんだよねえ。サンシャインある方と反対側、山手通りの方行って。」
運転手さん不思議そうに
「お客さん、ここ赤羽ですよ。」

へ?

いくら赤羽気に入ったからって、戻ってくる事は無かったんじゃね?





飲み代より、帰りのタクシー代の方が高かったという事は、ご内密に。

しっかしなあ、なんで、十条から池袋方面の電車に乗ったのに、気付いたら赤羽だったんだろう???