#分かちあいたい幸せ「ゲラダヒヒ」 | mariri-chado日常茶道の「の」の話

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ゲラダヒヒ

サルの社会に学ぶ―河合雅雄先生とゲラダヒヒ (未来へ残したい日本の自然 3)

 「分け与え」「思いやり

の行動がある


人類進化のかくれ里―ゲラダヒヒの社会 (1984年)

 

温厚な性格の

ゲラダヒヒ


群れ同士が出会っても争うことはなく


特定の力のあるオスが

   食べ物を独占することもなく


音声コミュニケーションや

ユニークな行動

オオカミを飼い慣らす

ゲラダヒヒ


サル社会の秩序

文化的行動があり


またその文化

社会的に伝承されていく


ゲラダヒヒ


平和の象徴








ココからは

もっと知りたい方へ


河合雅雄さん

について

知ってしまった。


7人兄弟のご三男。


日本の霊長類学者

児童文学作家

理学博士

従四位

兵庫県立丹波の森公苑長

京都大学名誉教授

愛知大学教授

日本福祉大学生涯教育研究センター名誉所長

兵庫県立人と自然の博物館名誉館長


何より

モンキー博士として知られる

サル学の世界的権威。

京都大学霊長類研究所所長

日本モンキーセンター所長

などを歴任され


サルを観察することによって

進化の謎をつきとめ


学士院エジンバラ公賞受賞

朝日賞

NHK放送文化賞

紫綬褒章などを受賞。

 


ご兄弟様は

ご長男・仁さんは外科医

ご次男・公さんは内科医

ご四男・迪雄さんは歯科医

ご五男・隼雄さんは臨床心理学者

(京都大学教育学部名誉教授)

ご六男・逸雄さんは脳神経学者

(京都大学医学部元助教授)


甥御さんも有名な学者や医科歯科医。





   彼らはどんな幼少期を過ごしたか?


彼は

「幼い頃、

小児結核にかかり病弱だったが


野山を駆け回り


自然とのふれあいをたくさん持てた


それが

困難を乗り越える原動力

になった」


という。


それゆえに
「丹波の森構想」の公苑長として

自分を育んでくれた丹波地方

その隣接市にある兵庫県立

「人と自然の博物館」の館長などを務め


里山復興子どもの自然教育

に力を注いだ。




彼は

幼少期より多くの動物と接した。


それは大学での研究へと続き



宮崎県幸島にて

ニホンザルの文化的行動

を発見。


芋洗い行動や小麦の砂金採集方など

またその文化

社会的に伝承されていくことなど

そのメカニズムを解明。


世界的に有名になった。




後年

ゲラダヒヒ

社会生態学研究を発表。


その調査成果の

著書『人類進化のかくれ里』に

彼らの

音声コミュニケーションや

ユニークな行動から


それまでの

サル社会の秩序についての常識が

次々に崩された思い

と述べている。


彼は

このゲラダヒヒの群れの中に入り

半年以上ともに過ごし

全ての個体の顔に名前をつけて覚え

その行動を記録した。


このゲラダヒヒ

平和の象徴とも言えるような

温厚な性格で

縄張りもなく

群れ同士が出会っても争うことはなく

特定の力のあるオスが

   食べ物を独占することもない


分け与え」「思いやり」の行動があり


調査を終え

彼らとの共生から

人間社会へ戻り


そして1年後、再び

この群れの中に戻り

その群れの一個体一個体を見て

顔と名前を思い出すと


ゲラタヒヒも同様に

思い出し


群れの主が近寄り


こちらから手を差し出すと

主も手を差し出し

握手した

と。



ゲラダヒヒ

とても平和主義

勝敗を決めるのは

ディスプレイで

にらめっこする


実際に戦うことはない。


世にも恐ろしい威嚇顔

しかし

とっても平和的。


決してお互いに

を流すような

戦い方をしない。



唯一

ゲラダヒヒのオスが

戦う姿勢をみせるのは


若いオスの群れが

自身の群れに

威嚇をしてきた時。


この時も

戦いで勝敗を決するのではなく

若いオスの群れから

上手く逃げることで

勝敗が決する


上手く逃げることが出来れば

勝ち。

戦わずして勝。




かつて河合さんは

サル学の研究動機について

戦争が終わってみて

何で人間

こんなバカげたことを

するんだろうと思った。


こんなことをする

人間人間性というものを

もう一度

その大本にまで立ち返って

探ってみようと思った。


そのためには

サルまで立ち返って

人間性の根源を

しらべにゃならんと思った

と述べている。



ペンネーム

【草山万兎】

児童文学、童話も

多く書いている。


代表作は

ゲラダヒヒの紋章』

『河合雅雄の動物記』

『河合雅雄のたまたまうっかり動物園』

など


動物がしゃべる長編ファンタジー

『ドエクル探検隊』について

河合さんは

「科学者だから、

事実を積み上げるのが仕事。

だが、

科学の力とは別に

人間には創造する力もある。

それを書いてみたかった」

と語った



人類の未来を探ることに

生涯を捧げた河合さん。




ゲラダヒヒ

オオカミを飼い慣らす

こともわかった。


人間は高い知能を持ち

犬や牛、羊などといった

家畜と一緒に生活し

生活に役立てている


他の動物では

そのように他の動物を

家畜化することはない

と考えられていた


しかし

昨今のエチオピアの学者が

河合さんのように調査した結果

ゲラダヒヒ

オオカミと共生し、

まるで

ゲラダヒヒ

オオカミを飼い慣らしている

ような行動を取っていることを

明らかにした。


本来、

サーバルや野生の犬などの

小型肉食獣は

彼らの天敵であり

ゲラダヒヒが襲われることも

珍しくない。


どんな関係性を築いているのか。



ゲラダヒヒ


戦いのない

 「分け与え」「思いやり」

の行動がある

平和の象徴

ゲラダヒヒ


『War is over, if you want it.』

『We are the world. We are the children.』


子どもが笑う

かつての子どもが笑う

分かちあいたい幸せ

 

お菓子をどうぞ💓

お茶をどうぞ💓

茶の湯も分かち合う幸せ💗



心和やかな時をお迎えくださいませ

ご訪問ありがとうございます

 

 

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