先日、元アイドルで、現在はプロ野球選手の奥さんをされている方が、

インターナショナルスクールに通う4歳の娘さんの日本語力について、

「長文で日本語を話されると、理解できているか不安みたい」

と明かされたそうです。

 

これ、海外で子育てをしているママにとって、

決して他人事ではないと思うんです。

実は私も経験があり、今日はそのことについてお話します…。

 

 

こんにちはキラキラ

 

海外在住の未就学児向け

日本語オンライン幼稚園まりっぽの

小柳茉莉です。

 

 

 

 

海外で暮らしていると、

子どもの日本語について、

「家では日本語を話しているから大丈夫」

「日常会話はできているし、まだ心配しなくてもいいかな」

そう思うこと、ありませんか?

 

我が家も駐在期間中、そう思っていました。

でもある時から、息子に学校のできごとを聞いても

「ん~覚えてない」

「わからない」

と返ってくることが増え、違和感を感じたことを覚えています。

 

実はこれ、

「日本語を話せている=日本語を十分に理解し、自分の考えを表現できる」

になっていない場合があるので、要注意です。

 

 

  日常会話ができることと、「日本語で考えて伝えられること」は別

 

たとえば、

「ママ、お水ちょうだい」

「今日、学校で〇〇したよ」

こんな日常会話は、日本語でスムーズにできていると、

「うちの子、日本語は大丈夫そう!」

と思いますよね。

 

でも、少し質問の内容が変わるとどうでしょうか。

「どうしてそう思ったの?」

「今日一番楽しかったことは何?」

「なんでそれが楽しかったの?」

「それを知らないお友達にもわかるように説明してみて」

こんなふうに聞かれたとき、急に言葉に詰まってしまう。

 

「えーっと…」

「わかんない」

「なんか…」

そんなことはありませんか?

 

これは、単純に「語彙が少ないから」というだけではありません。

 

相手の話を聞いて理解し

↓

自分で考え

↓

言葉を選び

↓

順序立てて伝える

 

そんな経験が、日本語の中で十分に積み重なっていない可能性もあるんです。

 

 

 

 

  海外で育つ子どもたちは、日本語で「考える経験」が不足しやすい

 

海外で生活していると、学校、友達、習い事、生活の中で英語に触れる時間が圧倒的に多くなりますよね。

 

子どもたちは毎日、

英語を聞いて理解する。

英語で考える。

英語で友達に説明する。

英語で自分の気持ちや考えを伝える。

という経験をたくさんしています。

 

一方、日本語はどうでしょうか。

家で日本語を話していても、

「早く着替えてね」

「ごはんできたよ」

「お風呂入ってね」

といった、生活に必要なやりとりが中心になっていませんか?

 

もちろん、それも大切な日本語の時間です。

でも、それだけでは、

日本語を聞いて理解する力

日本語で考える力

自分に合った言葉を選ぶ力

順序立てて説明する力

まで、十分に育ちにくいことがあります。

 

だからこそ、海外で育つ子どもたちには、ただ日本語を「話す時間」だけではなく、

日本語で考えて、日本語で伝える経験

も大切にしてほしいと私は考えています。

 

 

 

 

  「もっと勉強させなきゃ」ではなく、毎日の会話を少し変える

 

では、何か特別な教材を用意したり、毎日たくさん勉強させたりしなければいけないのでしょうか?

私は、必ずしもそうではないと思っています。

 

まずは、毎日の親子の会話を少し変えてみる。

たとえば、

「今日、どうだった?」

だけで終わらせずに、

「今日一番楽しかったことは何?」

「どうしてそれが楽しかったの?」

とプラスアルファの声掛けをして、少し会話を広げてみる。

 

また、

「どっちが好き?」

「なんでそう思う?」

「あなたはどう思う?」

「それって、どういうこと?」

こんな問いかけもおススメです。

 

 

 

 

大切なのは、正しい答えを言わせることではありません。

子ども自身が、

「自分はどう思うんだろう?」

と考えて、それを日本語で伝えようとすること。

そして、親子でそんなやりとりを何度も繰り返すことです。

 

 

  子どもの日本語の土台は、毎日の親子の会話の中で育つ

 

海外で日本語育児をしていると、

「ひらがなはいつから?」

「漢字はどうしよう?」

「日本語の勉強をさせなきゃ」

と、つい「学習」に意識が向きがちです。

 

もちろん、文字や語彙を学ぶことも大切です。

 

でも、その前に、

子どもが日本語で、

 

聞いて

理解して

考えて

自分の言葉で伝える

 

この土台がとても大切です。

 

なので、オンラインクラスでも

「考えて話す」

という時間を大切にしています。

 

 

 

 

「どう思った?」

「なんで?」

「どっちが好き?」

「あなたの考えを教えて」

 

今日から、こんな言葉を親子の会話に少し増やしてみませんか?

 

特別なことはしなくても大丈夫。

毎日の何気ない会話の中で、

日本語で考えて、日本語で伝える経験を少しずつ重ねていく。

その積み重ねが、未来の子どもたちの日本語の土台になっていきます。

 


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まりっぽは、アメリカを中心に、海外在住の未就学児向けの

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講師は元幼稚園教諭(10年)が担当。

今までに、ニューヨーク州・ニュージャージー州・インディアナ州・テキサス州

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