「あなたは今幸せですか?」そう聞かれて「はい」と答える人は過半数を超えるそうです。確かに、日々食べるものに困らないし、買いたいものもある程度買える余裕があって、時々友達と外食できる…理由はいろいろあると思いますが、これらを人は「幸せな状態」と呼ぶのでしょう。
でも、理由のある幸せって本当に幸せなんでしょうか?いや、別に否定するつもりはありません。私がそうなんですけど…、時々頭の中で「自分が幸せな理由」を繰り返してることってありませんか?私の場合は寂しいと思ったり、疲れたりしてるときにこういうことを思いやすいみたいです。かさねていいますが、これは悪いことじゃないんです。自分の置かれた状況の中で幸せと思える謙虚な姿勢はいいことだと思うんです。ただ、ちょっと寂しい感じがしませんか?どこかで「幸せとは何か」と考え続けてるわけですよね?その枠にあてはめて「今は幸せ」という答えを導き出してるわけですよね?
「幸せ」って頭で考えるものじゃなくて心で感じるものだよなぁ~って時々思うんです。それはなにも難しいことじゃなくて自分のその時その時の感情を感じてあげるだけでいいんじゃないかと。もちろん辛いこともあるだろうし、悲しいこともあるだろうけど、その中に幸せとか嬉しいこともきっと含まれるわけで、普段からそういうものを感じている人は「幸せの絶対数」が大きいはずだから。
辛いことは素直に感じてる気がするのに、人間…とくに日本人は幸せを感じることに躊躇してしまう癖があるような気がします。たまに人目も気にせず「幸せです~!」っていうオーラ出しながらニコニコしてる人を見ると、なんだか救われたような気分になることがあります。