常にニコニコしている大学生と話をした。

   会った瞬間からニコニコしている。
   そして、レスポンスもいい。声も大きい。
    表情も話し方も明るいのだ。

   大学生の割には、本も少しは読んでいるみたいだ。
   だから、普通の学生よりもほんの少しだけ語彙力がある。
    特別というわけではない。日本人としては平均くらいだろう。

    ところが、人前では100%自分を作っているのだと言う。
 “ エッ⁉︎  ”

   まぁ、言われてみれば、私自身も少しは周りに合わせてきたとは思う。
  小学1年生になりたての初日の登校日に、バカでかいカルチャーショックを受けた。
  私は1年12組。隣の教室は2年1組だった。
  先輩が先輩ヅラして威張っているのである。

「これゃ、タイヘンなところに来てしまった!!」と思った。
 「こんなところで自分のペースを貫いていたらヒドイ目に合うに違いない」と思い、取り敢えずは、できるだけ自我をおさえるように心がけた。

   だから、私も作っていなかったとは言えない。
  が、しかし、せいぜい30%か50%くらいだろう。
  全部、作るなんてメンドくさすぎるし、つかれた果ててしまう。
 
  しかし、彼女は「全部作っている」と言うのだ。
  オドロキ、クリノキ、バナナの木だ。

  じゃあ、いったい、ほんとうの彼女とは、どんな人間なのだろうか?
   東野圭吾が愛読書だと言っていたから、ほんとうは暗いのかもしれない。

  ひょっとすると、今の若い人の大半は、100%に近いほど、自分を作って生きているのだろうか???

  もしもそうだとしたら、めちゃくちゃ疲れる行為だし、恐ろしい気もする(^^;;