先日、JRグループ各社から来年3月18日に実施される2023年春ダイヤ改正の詳細が公表された。我々鉄道ファンが皆注目するこの発表、今回は昨今のコロナ禍での利用実態に応じて、さらに踏み込んだ改正が行われる。
↑ JR西日本ホームページ・プレスリリースより『2023年3月18日 ダイヤ改正について』
今回は自分の地元である広島地区関係の改正内容を挙げる。
↑ 今回から各支社ごとではなく、組織改正で発足した『中国総括本部』でのプレスリリース。以下、広島地区関係（とその周辺）の内容を抜粋した。
1.山陽新幹線
↑ 東海道新幹線へ直通する『のぞみ』のスピードアップと、新山口駅での『のぞみ』及び徳山駅での『さくら』停車のそれぞれ増加。『のぞみ』は今回の改正で広島ー東京間の所要時分がすべての列車で4時間以内となる。
↑ 『のぞみ』『みずほ』『さくら』の3種別で毎時あたりの運転本数を上下最大9本まで増強。
↑ 新下関始発の上り『ひかり』新設、停車駅の拡大
↑ 利用状況に応じた一部列車の臨時列車化、及び運転を取りやめる列車がある。
2.在来線（広島シティネットワークエリア、及びその周辺）
↑ 今回の改正で最もテコ入れされているのが芸備線。先ずは夕方の通勤帯に三次発広島行きの普通列車を1本新設する。
↑ 普通列車の一部を快速『みよしライナー』へ種別変更して速達化が図られることに。
↑ 利用状況に応じた、運転区間または本数の見直し。
因みに山陽本線では、岩国以西にて一部を除き殆どの電車がワンマン運転となる。肝心の広島地区においては特に触れられてはおらず、ダイヤ体系は概ね維持されると読んでいる。なお詳細については来年2月末頃発売の『JR時刻表』等で確認のこと。
↑ 話は変わるが、来年4月16日に山陽本線広島ー海田市間で高架化工事に伴う仮線路への切り替え工事の為、20時以降から運転を取りやめる。翌日から、同区間の線路は仮線路へ切り替えられることになり、電車は仮線を走ることになる。