前に映画でみました。今回はBS10回ドラマといことで、丁寧にじっくりと描かれました。特に大きな事件もなく、ひたすら国語辞典を編む、というなんせ地味な設定をここまでちゃんとできるのはさすがNHKです。

辞書つくりという、あまり馴染みない世界でしたが、1話1話なるほどと感心しながら見ました。もう今は辞書をひく、という行為をしなくなる年齢になってしまい、またスマホが発達しその場で検索でける、という便利な世界になりました。が、なんか小学校ん時に初めて国語辞典を手にしたはるか昔を懐かしく思い出しました。編集の方たちってあんなに苦労されてるんですね、頭が下がります。新型コロナを最終回に絡めてきたのもまさに今っていう感じでタイムリーでした。

野田洋次郎、というピッタリの役者さんを見つけてきたのもすごい。ミュージシャンらしいが、今回のマジメさんというキャラにピッタリでした。もちろん他の配役も素晴らしかったです。悪人が一人も出てこないドラマってのも安心して見られました。みんないい人たちばかりで温かい気持ちになりました。見てて疲れない大人なドラマに満足しました。