もともと誰かに頼ったりお願いしたりするのが苦手だった。
なぜ苦手なのか考えると…
・迷惑をかけるのはいけないこと、自分のことは自分で、という価値観で育った。
・断られるのが怖い。臆病。
・弱いところを見せたくない。
・誰かに何かしてもらうほど自分に価値があるとは思えない。
…という感じかな。
仕事なども、大変でも自分でやってしまった方が気が楽だったし、
つらい時、落ち込んでいる時に友達に電話したり愚痴ったりして頼ることもできなかった。
逆に、友達がつらい時に頼ってくれたら嬉しいし力になりたいと思うのに、
自分にそんなことしてもらう価値があるとは思えないのだ。
親や姉妹にも本当にボロボロな姿や心を見せたことはない。
彼氏や(元)旦那だけかな、見せたのは。
でも、病気で身体がこんなになってしまうと、
どんなに臆病でも、ひとにお願いしないと生きていけない、という局面に立たされる。
家事の一切から、
病院への送り迎え、
薬局へ薬を取りに行く、
息子のことも…
私にはできないから、お願いします。
ありがとう。
と親に何度も言い続けて、
いま私はひとに頼る練習をしている気がする。
数日前、
友達がわざわざ自宅まで来てくれる、と言ってくれて、
以前の私なら「悪いから」と断って、体調が良くなったら会おうねなどと言うところだったけど、
あることをきっかけに、ひとに頼れるようになりたい、と思うようになって、
勇気を出して来てもらうようにお願いした。
病気で、
無職で、
いつも寝ているだけで、何も生み出さず、なのにお腹は空くし、
感謝の気持ちは溢れるほどあるけど、恩を返せないかもしれないし、
それでも、
頼っていいんだ、
してもらってもいいんだ、
と思えるように、
練習中。