ハル:極端思考のASD小6男子

 

私:ナツとのおでかけでリフレッシュした母

 

 

 

夕方から就寝前ってあぶない

 

紛争が起きがち!!

 

 

 

 

 

 

ハルに口頭でお手伝いをお願いした。

 

工程は2つ

 

①から②の順にやらないといけない。

 

 

ハルは①を聞き逃し、②だけやった。

 

 

だから

 

「①から一緒にやり直そう」

 

と伝えたら

 

 

「なんで俺が!!」

 

「ナツは?」

 

「俺が年上だから?お母さんの方が俺よりうんと上なんだからお母さんがやればいい」

 

 

怒り怒り怒り炎

 

 

「あのさ」

 

「家族でしょう?手が空いてるのはアナタだけでしょう?」

 

「いつもナツのことを出してくるけど、ナツはアナタの知らないところで手伝ってくれているよ」

 

「アナタは見えないものを想像しなさすぎる・・・というか、ナツと混同しすぎている」

 

「区別をつけるべきだ。だってそうじゃなきゃ、アナタもつらいでしょう」

 

 

 

 

そこから

 

「こんな家住みたくなかった」とか「アナタはちょっと白黒思想すぎる」とか「死にたい」とか

 

 

いや、だから、そういうところが極端なんだってば!!!!オエー

 

 

 

 

すっごく面倒だったけど、ひとつひとつかみ砕いて説明した。

 

(親だからできることだなって思う)

 

 

 

一種の訓練だと思って、あえて口頭でさらっとお手伝い内容を伝えた。

もし聞いてなかったとしたら、聞き直してくれればいい。これもまた訓練だと思った。

 

工程を飛ばしてしまいやり直しになったことに関しては、こういうこともあるものだ、今後気をつけようという経験になればいいと思った。

でも、ハルは怒った。

 

家庭の仕事をしているのは、アナタだけじゃない。

というか、お父さんやナツの方がやっている。

アナタには特段言わなかったけど、それに気づいて欲しかった。

きっと本気で「自分だけやらされている」と思っていてそれが辛いんだろうけど、客観的にみるとそれは違う。

全体を見ることができず、自分しか見えていないことが逆に自分自身を傷つけているように思う。

 

あと、「こんな家住みたくない」と言ったところで、じゃあどこに住む?

そもそも、「ここに住むけどいい?」ってハルにも確認したはずだ。

あとでこういうことを言い出すのは、目に見えていたからね。

OKしたのを忘れたとは言わせない。

 

それに、工程を飛ばしてやり直しになったからって、最終結論が「死にたい」っていうのは、やっぱり極端すぎると思わない?

結論を極端にしてしまうと、思考が停止してしまうよ。

 

間を考えよう

「今やるべきこと」を考えよう

 

今回だったら「腹は立ちつつもやり直すこと」がやるべきこと。

一人でやりたくなかったら親の助けを呼ぶこと。

 

死ぬことはない。

心配しなくても、長くてあと70年ぐらいしたら死ぬんだから。

それぐらいは生きてみたらって思うよ。

 

 

 

説明すれば聞いてくれるのがハルである。

 

周りを見ることができないハルは、自分にフォーカスしすぎ、自分の感情ばかりが増大してしまうんだろうと思う。

 

(「みんなもきっとそうだよね」と思えない。同調圧力みたいなものが効かない。個性といえば聞こえがいいけど、「共感」のよろこびや慰めを得にくいように思う)

 

 

たぶんそれはしんどいことだ。

キレて暴れないハルは、気持ちがやさしいのかもしれない。

 

 

そう思えるほど、つらそうだった。