今日はサービスより。
エンジン内部のサーモスタットの話し。
↓真ん中辺りに注目して下さい!
ちょっと取り出してみましょう!!
↓サーモスタットです。
小石の様に塩が固着して弁の隙間に挟まっているのが分かりますか?
↓新品のものと比べるとよくわかると思います
手前が新品。
正常なものは(部品の右端の銀色と黒色の間に)隙間がありません!
この部品エンジンが温まると(冷却水が規定の温度になると)弁が開閉する仕組みになっています。
この弁が開閉して(水の循環を良くしたり悪くしたりして)冷却水の温度管理をしてくれると言う大切な役目があるんです
もう一度↓
↑弁の開閉ができず水温に関係なく常に開いたまま
これでは役を成しません。。
開きっぱなし=過冷却(オーバークール)になってしまいます
ちなみに今回はオーバークールになっていて、結露してオイルに水が入り乳化していました
ココが閉じっぱなしの状態=オーバーヒートです
冷却水の温度は高すぎるのもよくないし、低すぎるのもよくないんです
詳しい説明は端折ります
サーモスタットはとっても大切な部品の1つです
消耗部品として3年に1度の交換を推奨しています
↓サーモスタットを取り外したところにも塩やサビが出ていました。
少しでも良い状態を維持するためにも帰港後のエンジン内部の水洗いはしっかりされて下さいね
by スタッフS