琉球風水にアロマを活用するスクール「アムリタ」主宰。
沖縄より、横川明子です。
このところ、我が家を取り囲む、屋敷囲いの生垣になっているハイビスカスが満開です。
あまりに美しく、また、強い生命力でグイグイ伸びていくので、午前中に剪定をしながら花を摘み取り、花器に生けて、リビングのインテリアとしても楽しんでいます。
とっても鮮やかな赤が、室内を華やかに彩り、幸せな気分になります。
王朝時代の民家は、どの家も風水が良くなるように造られていました。家が護られるように、各屋敷には、屋敷囲いの木があり、フクギやクスの木などが植えれていました。
台風の多い沖縄では、防風林として、また、木造で茅葺屋根の時代には、隣家に火災があっても燃え移らないための防火林として、フクギが活躍していたんですね。
現代住宅では、コンクリートの塀や、アイアンなどによって屋敷の境界が囲われていますが、風水的には、植物の生垣が特にお勧めです。
生垣にすれば、窓からみえる景色を全てグリーンすることができ、窓の外を眺めることで、いつでも植物に癒され、その生命力に触れることができます。
そして、一番そのすごさを感じたのは、何よりも生き返ることです。
昨年、沖縄には非常に大きな台風がきて、生垣のハイビスカスは、一部がハゲハゲになってしまいました。でも、肥料とお水をあげてあげれば、勝手に生えてきて、そしてこの夏、たくさんの花を咲かせてくれました。
沖縄は、暑いので生花のもちが短いんです。家に飾る花は、お庭から摘み取れると便利ですよね。
市町村によっては、生垣にすることで、助成金が出るところもあります。
お家を建てる際には、建物だけでなく、家を囲う植物のデザインや予算への配慮も。
よほどの自信がない限りは、植栽はプロにお願いし、維持してきれいにするところを、オーナーがしっかりやればいいと思います。
荒地の雑草を取り除くだけの草刈はしんどいですが、きれいを維持するための庭の手入れは、手をかけるほど美しくなるので楽しいです。
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