今期4回目の若狭湾・アクシデントで大損害 | 近江人(オミット)しよう。

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5月23日、木曜日、5時10分出航
例年だが、この時期から小浜湾内は海草が多く注意している。若狭湾に出ても雨後はゴミが多く、特に台風後は流木も多い。今回も船首を凝視して注意していた。2500回転15ノットでタカテグリに向かう。浮遊物は回避している。もうすぐタカテグリという場所で、突然ブレーキが掛かった様に減速して、エンジンが吹き上がった。回転計が瞬時に3000を超える。一瞬で事態を理解した。即座にアクセルを戻しギアをニュートラルにする。チルトアップボタンを押す。反応がない。エンジンが掛かっている為だ。事態を理解しているが焦っている。今さらどうにもならん、と落ち着く。エンジン停止、チルトアップボタンを押し続けるとプロペラが水面に出る。2m程のロープが絡んでいる。クソ~と声が出る。水面下のロープは見えなかった。ギャフを左手に持って、右手でガードを掴んで身体を水面に出す。波が足元を濡らす。何とかロープを落とせた。恐る恐るエンジン始動。ギアを前進後進に入れてみる。ギアの損傷は少ない様子だ。

しかし、エンジン回転が跳ね上がったのは、ゴムダンパーが作動したのだ。プロペラとエンジンが直結だと、不意にプロペラが止まった場合、ギア損傷、最悪エンジン故障だ。それを防ぐ為にプロペラとドライブシャフトの間にゴムダンパーがある。これが滑ってギア損傷を防ぐ。ただ、一度滑ると高熱になり磨耗する。そうなると、プロペラが正常になっても滑る。ギアを前進に入れて2500回転にしてみる。15ノットなので大丈夫そうだ。釣りを行うが、魚群探知機に小魚の群れが映るが、全くジグに反応が無い。エンジンが気になって釣りも集中出来ない。

ソトモ沖に移動する。何とかエソを釣ってボウズ逃れ。11時前に帰港した。


マリーナで船を揚げてプロペラのチェック。見た目には全く異常無い。しかし、帰りに3500まで回すと、以前より遅い。滑っているのだ。一度滑ると元に戻らない。徐々に低い回転でも滑るだろう。また、プロペラに負荷が大きい状態でも滑るはずだ。最悪、航行不能になる。プロペラに負荷が大きい状態とは、荒れている時だ。そこで航行不能になれば。恐ろしい。
マリーナスタッフと相談してプロペラ交換となった。まあ、プロペラだけで済んだのはラッキーかも。

先ほどマリーナスタッフから連絡がきた。工賃をサービスしてくれたようだ。