生還術・情報の価値観 | 近江人(オミット)しよう。

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自身の体験談やサバイバル、社会問題、釣り、工作等の様々なジャンルを書いています。

人、物、金という言葉をご存知だろうか? 企業にとって大事な3要素である。そして順番も、この通りだろう。人、とは人材の意味もあるが、情報の意味が大きい。その人が持つ知識とは情報そのものである。技術者が製品ノウハウを持っていれば、良い製品(物)は製造出来る。良い製品が有れば資金(金)は集まって来る。
しかし、実際の企業は金、物、人の順番が多い様に感じる。人を大事にしないのだ。金を優先にして目先の利益にこだわって長期的視野、俯瞰的視野で考えられないのが要因だろう。コストダウンの為に労働力を派遣や外国人に求めてる。または海外で製造する。その結果、製品の質が低下して、技術まで盗まれるのだ。こういう例は枚挙に暇が無い。安く液晶画面を作ろうと韓国に技術提供して、LG.電子に自社ブランドでダンピングされて会社が傾いて、台湾企業に身売りしたシャープ。何年も苦労して品種改良したイチゴも韓国に盗られて、逆に輸出されている。和牛の精子や受精卵を中国に持ち出そうと逮捕された事件もあった。これらは全て、情報管理の低さが招く事態であろう。情報とは金である。これを肝に命じる事だ。日本人は懇願されると、大事な情報を漏らしてしまう。いや、大事と思わないから漏らすのか。お人好しとは、好人物ではない。お人好しとは騙され易い愚者である。私事であるが、メルカリでのコメントで、この釣りの仕掛けに使っている糸は何ですか?と質問された。この仕掛け用の糸ですと、とぼけた。普通は、そこで察して止めるだろう。しかし、具体的に何ですか?私も作るので、と食い下がって来た。私は返答せずにブロックした。自分が多くの素材から吟味し苦労して開発した製品情報を、教える義理は無い。真似されて販売されるのがオチである。自分の権益は自分で守らねば、誰も守ってくれない。教えても感謝されるどころか、模倣品を出されて潰されてしまう。こんな簡単な事が大企業のトップがわからないとは日本人の劣化度合いも相当だろう。ちょっと脱線してしまったが、情報管理の大事さが少しでも伝われば幸いである。