はれのひ社長が記者会見を開いた。
成人式当日から、行方不明だった社長が現れたのだ。破産申請するという。予定の行動だろう。行方不明の間に資産隠しを完了してから、詐欺容疑で逮捕されないように現れて破産申請するという段取りが容易に想像出来る。
それでも、破産管財人によって資産が押さえられるので、預けた着物や契約金が返還される可能性がある。
この事件は、成人式という行事が絡んだので世間的に注目と同情を集めたが、同様の事案はよく有る事なのだ。もちろん一生一回の成人式を台無しにされたのは辛いが、全ての財産を奪われたのでも無いし、ましてや命まで取られた訳でも無い。本人も家族も世間も、このような事があるのだと用心するしか無かろう。
またもや仮想通貨での事件が発生した。私は仮想通貨に全く興味が無いのでビットコイン以外にも仮想通貨があると初めて知った。
ビットコインと言えばマウントゴックだが、社長の狂言による詐欺だった。今回はハッキングで500億円以上盗られたらしい。と言っても仮想通貨だ。所詮はデータでしか無いのだが。これを現金で購入していたのは100%投資目的だろう。
マウントゴックの事件を当然知っているのに、またもや手を出して大火傷しているのだ。仮想通貨という眉唾物に投資するのだからハイリスクは覚悟の上だろう。この仮想通貨を仕掛けている大元を辿れば巧妙に仕掛けられた罠ではないかと気づきそうなのだが?
草津白根山のスキー場が営業再開したニュースで訪れるスキー客がいるのに呆れた。今回の噴火はスキー場から200mほどの場所らしい。この白根山は地震火山予知連絡会も予想していなかった場所だ。マグマが吹き出す時は火山性地震が起きるので検知し易いが、水蒸気爆発は地下のマグマに熱せられた地下水が急激に膨張するものだ。火山弾を吹き飛ばして死者まで出ている。実際、地下でどうなっているのかは予知連絡会でもわからないだろう。わからないので営業再開にも反対出来ない。次はゲレンデが噴火する可能性だって有り得るのだ。そうなった場合、誰が責任をとるのだろう?地元は稼ぎたいので再開するだろう。双眼鏡で監視するらしいが、素人の監視で異変に気付くのだろうか?気付いたとしても直後に噴火すれば被害は防げない。
その時になって何故再開したのか、再開するから訪れて被害に遭ったなどと寝言を言うのだろう。全て自己判断である。いくら安全と言われても、自分が危険と思ったら行かない事だ。自分の命を他人の身勝手な判断に委ねるなんて絶対に嫌である。