〉会計の帳簿に向かふ余寒かな
季語……余寒(よかん)……春
このところやるべきことが多く、
気がつくと夜になっている
昼間にゆとりがあれば、椅子式
の炬燵でウトウトして、少し
体力を温存出来るのだが、分
刻みの日は夜になると眠気が
どっと襲って来る
それでもやらないといけない
ことがあるから、眠い目をこす
りながら会計の帳簿を開く
昨年の三月に町内の会計を引き
受けた時、それまでの会計担当
の人はPCのエクセルで帳簿を
打ち込んでいた
ところが、私がPCで出来るのは
年賀状の住所管理とワードを
使って簡単な案内文やお礼状を
作るのみ……
誰も受け手のない会計なので、
今更「辞〜めた」とは言えず、
昔の職場での旧式なやり方で
ずっと帳簿をつけて来た
領収書は専用のノートに一目
でわかるように貼り付けて
いく
当然ボールペンでの記入だから
間違えても訂正は効かない
赤ペンの二重線で消して、訂正
した項目や数字を書き込む
来月は決算だから監査がある
公明正大ではあるものの、少し
わかりにくいのではないかと
気になるのも確かだ
そんなことを思いながら、今夜
も旧式な帳簿にシコシコとペン
を走らせている

