句作その839…針供養 | まりんぼったの独り言

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ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も93歳になりました。





   ▷ まち針に母の文字あり針供養

     季語……針供養……春


    「NHK俳句」のお題は「針供養」

    そう言えば、初めて自分の針箱を
    持ったのは小学四年生だったなあ。

   針箱…今ならソーイングBOXかな。

   ハサミ、針刺し、針、チャコペンシル、
   指ぬき等揃っていて、母は夜なべして
    1つ1つに名前を書いてくれた。

    グリーンと白の市松模様のお洒落な
    針刺しは年月と共に色褪せて、何色か
    わからなくなっても、今も私の裁縫
     道具箱に入っている。

    その針刺しに刺されたまち針は、遥か
     昔の花びら型で薄れた母の文字が
     辛うじて読み取れる。

     裁縫が苦手であまり使わなかったとは
     言っても、物持ちが良過ぎるだろう❗️
     (自分で突っ込みを入れてみた)


    



   「なまちゃんの苦手なもの、いっぱい
      あるね。  裁縫、編み物、水泳、後は
       何だっけ?」