句作その836…春暖⭐️通院の日々 | まりんぼったの独り言

まりんぼったの独り言

ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も92歳になりました。


 


   ▷ 春暖のベンチにひとりバスを待つ


    季語……春暖……春


    立春過ぎてからが最も寒いと言われる
    通り、寒い日が続く。

    それでも、僅かずつでも日差しが
    やわらかくなっているのを感じる。

    家を出るとすぐに車に乗り込んでいた
    のに、バスでの通院をしているからだ。

    やっと見つけたバス停で、朝8時半頃
    ひたすらバスを待つ。

    10分経っても来ないと、駅が始発だと
     思い込んで「何かあったか?」と
    心配していたが、内情がわかってからは
    のんびり待っている。

    私が乗るバスは市内循環線なので、
    目的地に着いたら引き返さないで、
    同じ路線を逆に帰って行くのだ。

    だから、時間通りに走るのは神業に
    近いことだとわかってからは、近付く
    バスを優雅に待っている。

   眼科での診察を終え、帰りはてくてく
  住宅地の中のバス停を目指す。

   初めて歩いた日は随分回り道をして、
    遠いなあと思ったが、慣れると近道
    を知って5分もあれば到着する。

   考えてみれば、昨年健康のために川原を
   ウォーキングすることを始め、曲がり
   なりにも続いていることが今回すごく
   助かっている。

   住宅地の中のバス停には人っ子ひとり
   居ない。
   古びた木のベンチが置かれ、誰かが
   座ってくれるのを待っている。


    


    
   今どきこんなベンチがあるんだね凝視

   それでも、やわらかな春の日差しに
    照らされて、所在なげにバスを待つ
    気持ちも悪くはない。

   土曜日から、右目の予備点眼が2種類
    1日4回、術後の左目点眼が3種類
    1日6回、合計26回の点眼が今の私の
      ミッションである。

    手術よりも大変な事が待っているとは、
    思っても見なかったが、日増しによく
    なっているのを実感してからは、
    おざなりになんて出来る訳がない。

    長女がセットしてくれたアラームに日々
    追い立てられながら、完治への道を
    楽しみながら歩んでいるのだ。


  
   「なまちゃん、毎日お疲れ様💓」