短歌らしきもの☆34…友の涙 | まりんぼったの独り言

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ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も92歳になりました。





  「頷きて友の瞳に盛り上がる
     涙は長き絆の証」


    4ヶ月ぶりに同い年の友人を訪ねた。

   コロナが広がって、彼女と会えるのは
   多くて年3回。

   その付き合いは40年にもなる。

  子育てから、少し手が離れた時に、
  軽い気持ちで入社した会社で出逢った。

   都会的で垢抜けたTちゃん、山育ちの
   私には何もかも眩しく見えた。

   同い年ということ以外は、共通項のない
   二人だったのに、どんどん惹きつけられ
   長い長い付き合いになった。
   
   見た目とは違い、ざっくばらんで
   思いやり深く、どんな話にも頷き
   ながら耳を傾けてくれる。

   今日も先週のミニ同窓会の話をして
    いたら、先生の素晴らしい姿に、
    Tちゃんの瞳にみるみる涙が盛り上が
    ってきた。

    そして、涙を拭きながら
   「本当にいい先生に巡り合ったね。
     でも、そんな風に先生が言われると
      いうことは、なまちゃん達同級生も
      すごくいいからだと思うよ」

    「ありがとう。
     Tちゃんは、いつも本気で聞いてくれて
      すごいなあ❗️」

    「私ね、すぐに感情移入してしまう
       んよ」

   照れくさそうに彼女は笑う。

   3時間足らずのお喋りだったけど、
    あたたかいもので満たされて、
    幸せな気持ちで帰途についた。

   




  「なまちゃん、今日もニコニコして
    帰って来たね💓」