「頷きて友の瞳に盛り上がる
涙は長き絆の証」
4ヶ月ぶりに同い年の友人を訪ねた。
コロナが広がって、彼女と会えるのは
多くて年3回。
その付き合いは40年にもなる。
子育てから、少し手が離れた時に、
軽い気持ちで入社した会社で出逢った。
都会的で垢抜けたTちゃん、山育ちの
私には何もかも眩しく見えた。
同い年ということ以外は、共通項のない
二人だったのに、どんどん惹きつけられ
長い長い付き合いになった。
見た目とは違い、ざっくばらんで
思いやり深く、どんな話にも頷き
ながら耳を傾けてくれる。
今日も先週のミニ同窓会の話をして
いたら、先生の素晴らしい姿に、
Tちゃんの瞳にみるみる涙が盛り上が
ってきた。
そして、涙を拭きながら
「本当にいい先生に巡り合ったね。
でも、そんな風に先生が言われると
いうことは、なまちゃん達同級生も
すごくいいからだと思うよ」
「ありがとう。
Tちゃんは、いつも本気で聞いてくれて
すごいなあ❗️」
「私ね、すぐに感情移入してしまう
んよ」
照れくさそうに彼女は笑う。
3時間足らずのお喋りだったけど、
あたたかいもので満たされて、
幸せな気持ちで帰途についた。
「なまちゃん、今日もニコニコして
帰って来たね💓」