まりんぼったの独り言
〉姉妹の和読み解くわれよ
春の夕
季語……春の夕……春
友人の姉妹が仲たがいして
3ヶ月
なかなか終息を迎えない
その訳は些細なことだけど、
こじれてしまうと簡単には
元の鞘に収まらない模様…
そして、私は両方から相談を
受けることになった
長い付き合いだから、両方の
言い分が理解出来る
「時が解決してくれる」という
言葉があるが、今回はそれだけ
では駄目なようだ
そこで、長く生きてきた人間と
しての知恵を小出しにして話す
この姉妹は年の離れた妹の方が
何かと姉に尽くしてきた
姉は「妹に感謝している」と
言いながら形にして何かを贈る
という発想はない
「誕生日が近いから、何かプレ
ゼントしたら喜ばれると思うよ」
そう言うと
「妹は何かとしてくれるけど、
私はしたことがない」
「じゃあ、今回はプレゼントに
メッセージを添えて渡してね。
すぐに心を開いてくれなくても、
がっかりしないで、扉をノック
出来てよかったと思って」
内心「妹が決別の気持ちを持った
原因は案外こういうことかも…」
と思いながら、帰って行く彼女
を見送った
親子でも夫婦でも、想いを口に
したり、形にしなければ伝わる
はずがない
すぐに雪解けを迎えるのは無理
かも知れないが、早い段階で
そんな日が来ることを祈りなが
ら春の夕暮れを迎えたのだった
Suちゃん家のオブジェ
室内でもムスカリは
可愛く咲いています
〉女子会のワードは「老い」に
獺祭(おそまつり)
季語……獺祭……春
※獺祭(おそまつり)…七十二候
の一つで2月19日から五日間
獺(カワウソ)が捕えた魚
を並べるのを先祖に供えた
ようだ、と見立てた
Suちゃん家の女子会
始まりは15年前、あの頃は
若かったなあ←今よりはね

メンバーは6人、五十代だった
のに気がつくとほぼ七十代

話題はだんだん身体の不調に
なり、免許証更新に認知症
検査の必要性を求められる
ようになった
みんな気持ちは若いんだけど、
話題は「老い」に特化したもの
が多い
それでも「赤信号みんなで渡れ
ば怖くない」←古っ

ワチャワチャと話題が膨らんで
経験談やら情報で、みんなすご
く得した気分になるのが毎回だ
こんな女子会がこれからもず
っと続くことを願っている
※懐かしの画像シリーズ
ムスカリの群生
可憐さと色合いが好き
〉飼猫や四日帰らぬ黄水仙
季語……黄水仙……春
月曜日の夕方、母からの電話
「心配掛けてはいけないと思う
んだけど…」
普段の日に母から電話があると
ドキリとする
何事もなければ決して電話して
来ない母だから、何かよくない
ことがあったのだろう
「チャチャが今朝出て行ってから
帰って来ないんだよ。
いつも夜は寝床に来て寝るんだ
けど、今朝は起きて見たら台所
で寝ていてね。 身体を触って
みると冷たい感じがしたから
タオルで拭いてやったんだよ。
そうしたら、ふら〜っと外に
出て行ってそのまま帰って
来ないんだよ」
同じことを何度も話す母に
「心配だね。でも、そのうち
帰って来ると思うよ」
それしか言えなかった
チャチャはユズに較べると、
非常におとなしく外に出る
ことは殆んどない
ユズは野良猫と喧嘩して大怪我
をしたり、何日も帰って来ない
ことがあったが、チャチャは
日がな一日寝ている
ネコという名にふさわしい
そのチャチャが月曜日から
今日まで帰って来ない
納屋の2階とか、普段潜り込み
そうな場所は隈無く探したのに
どこにもいないらしい
「猫も風邪を引いたりするの
かな? 心配で何も手につか
ないよ。ご飯も欲しくないし」
「お母さん、猫は隠れて病気を
治すって言われているから、
もう少し待ってやってね」
こよなくユズとチャチャを愛
する母の言葉を辛抱強く聞き
ながら、どうぞ無事に帰って
おくれと祈っている
なまちゃん、ボクもチャチャが
早く帰って来るように
祈っているよ♥♥
※懐かしの画像シリーズ
この季節になると必ず
咲いていた金のなる木
〉お茶会の顔定まりて春きざす
季語……春きざす……春
毎月一度のお茶会がすっかり
恒例の行事になった
今日はココナッツヨーグルト
ビスケットをお土産に

今日のメンバーは10人
新しい人はなかなか増えない
けど、私も昨年の六月には
新参者だった
この頃は顔ぶれも決まり、
会うとすぐにとりとめのない
話に花が咲く
主催者の2人が気負わず、いつ
もあたたかな雰囲気で迎えて
くださり、2時間が束の間に
過ぎる
この試みも今年の五月で丸2年
になる
来月は少し離れた地区の高層
マンションの理事が、参考の
ためにお茶会の様子を見に
来るそうだ
テーマも何の拘束もない集い
は、今や貴重なのかも知れない
2時間が経った時、しっかり
喋った満足感でみんなの顔は
輝いていた
来月は何を作っていこうかな?
※懐かしの画像シリーズ
カラーが次々に咲いて、よく
株分けして差し上げていま
した

〉子雀の群れて離れぬ精米所
季語……子雀……春
白米が底をついて来たので、
家人を荷物持ちに誘い玄米を
精米してきました
小さな無人精米所
いつもは待つことはないのです
が、今日は珍しく先客があり、
車の中でしばらく待ちます
ふっと目の横に小さな動きが
あり、そちらに目をやると駐車
場のフェンスに子雀が止まって
こちらを見ています
最初は7羽しか居なかったのに、
待っている間にだんだん増えて
14、5羽は居るようです
その動きが愛らしくて、目が
離せません
「ここが精米所だから、こぼれた
米を待っているんだな」
家人の言葉に、初めて子雀の
集う訳がわかりました←鈍いよ
先客の人が去り、我が家は僅か
な量なので精米はすぐに済んで
しまいます
床には白米が散らばっているの
で、家人が箒と塵取りで掃いて
集め、駐車場横の低い屋根の上
に置いてやりました
駐車場に撒けば、入って来る
車に跳ねられるかも知れません
帰るとき、精米したばかりの
白米を少しだけ屋根の上に
置いてやりました

「そうなんだけど、あれだけ
のお米ではすぐにお腹が
空いてしまうね…」

