本日は裁判所に来ました。

ずいぶん前になりますが、裁判傍聴を経験した事があり、その経験が何かと勉強になった事もあって、何年か振りにやって参りました。




入口から入ると手荷物検査があるのは、ホームページで知ってはいたのですが、物々しい雰囲気で手荷物検査をされるのではないかという杞憂もなく、柔らかい感じでの手荷物検査でした。

厳しい検査では、逆効果となりえる場合もあるので、この様な体勢はいいですね!


10時10分くらいにやってきたものですから、10時開廷の裁判には間に合いません。

手荷物検査を抜けると、本日開催される裁判の予定が貼り出してあります。

早いもので9時50分から、遅いもので15時からの様ですが、何回か通わないとわかりません。


先ずは遺産分割協議の裁判を傍聴。

民事裁判なので、関係者が傍聴席にいるようです。

既に座っていた傍聴人からチラ見されましたが、関係者ではないとわかったようです。

実はこちらの法廷の前に別の民事裁判の傍聴に入ったのですが、何回もこちらを見られて警戒していた様です。

関係者ではないとは分からなかったんでしょう。新たな敵かと思われたかもしれません。

その方がソワソワしていて嫌だったので、まだ始まらない事もあって、別の法廷に移動しました。


民事裁判は淡々と進み、裁判長は和解を促し、弁護士の先生同士のやりとりで集結。

裁判にならなかったのが一番いいんでしょうが、間に誰か入らないと終わらないのでしょうね。


次は11時30分まで待って、入管法違反、大麻取締り法違反の外国人の裁判です。

裁判長の主文の読み上げの後に通訳の方が被告人に伝わるように現地語で判決文を読み上げます。

これがなかなか長く、予想をしてなかった所です。

傍聴席は見学の高校生でいっぱいになり、現地語での読み上げ時は何人か夢の世界に行ってしまった様です。

ご多分に漏れず、私も目を閉じてしまいました。


2法廷を傍聴させていただきましたが、殺人未遂などの裁判では、傍聴人は手荷物の持ち込みが制限され、貴重品以外はロッカーに預ける形になります。

少し怖いですが、次回は午後の部からの傍聴をしてみようと思います。

重要案件は午後の方が多いようです。


次回に気をつける事はメモ帳の用意が必要だという事。

開廷予定をメモするには、スマホの写真撮影は禁止ですし、スマホで何か裁判傍聴記録を打ち込むのも、禁止ではないものの気が引けるのです。


シーンと張り詰めた静寂の法廷に傍聴人として参加するのは、非日常であり、お日様の下で堂々と歩ける現実を噛み締められた一日になりました。