双子座で牡牛座のまりなです
今回は、人類最古の天文盤、ネブラ・ディスクに刻印された星空を、天体観測アプリで検証、バーチャル再現します
おうし座のプレアデス星団(すばる)は、古代の空の目印だったんです!
ネブラ・ディスクは、ドイツのザクセン=アンハルト州ブルゲンラント郡ネブラ近郊のミッテルベルク先史時代保護区で1999年に発見された、世界最古の天文盤です。
紀元前1600年頃・約3600年前の、青銅器時代初期の作で、青銅の円盤に金のインレー装飾で、月や星、弧枠が張られています。
かわいい!
覆面DJマシュメロを思い浮かべた人、手上げて
ちなみにマシュメロは5月16日生まれの牡牛座です
三日月と満月の間にある7つの点は、おうし座のプレアデス星団(すばる)です。
古代人は、このネブラ・ディスクを、その年がうるう年かどうかの判断に使いました。
紀元前7世紀のバビロニアの楔形文字タブレット、ムル・アピンによると、春の月の新月が年の初めに、7つの星(プレアデス星団)の隣に現れるならば、その年は普通の年、月がその月の3日目にやっと(太い三日月が)プレアデス星団の近くに最初に現れるならば、その年はうるう年で、うるう月をカレンダーに加えなければなりません。
天体観測アプリで、三日月とプレアデス星団の位置を検証してみました!
ステラリウムStellariumを使いました。
2023年の春分後の新月は3月21日でした。
観測地点をドイツのネブラに設定。
4月11日22時の西の空に、プレアデス星団と三日月が見えます。(ドイツ時間はサマータイムで、日本時間マイナス7時間)
翌2025年は普通の年です。
古代人は、ネブラ・ディスクを農業暦にも使用しました。
ヨーロッパの農業暦では、3月10日の西の夕方の空に最後にプレアデス星団が見えたら、種まきの時期です。現在では春分後。
10月17日の西の空にプレアデス星団が沈むなら、収穫の時期です。現在では10月か11月の満月。
ネブラ・ディスクのプレアデス星団は、3月(春分後)の三日月と10月(または11月)の満月の間に西の空に見える形で描かれています。
また、ネブラ・ディスクには太陽の位置を示す機能もあります。
三日月の外側の弧枠の中央を、春分・秋分の日の太陽の沈む位置に合わせると、冬至には弧枠の左端、夏至には弧枠の右端に太陽が沈みます。
画期的すぎますね!
リアルの美しすぎるすばると三日月の写真を撮ってくださった、まねきねこさんのブログを発見しました。
2024年4月11日、新月から2日目の三日月です。
iPhoneでこんなにキレイに撮影できるんですね!
リアルの星空の天体観測には、双眼鏡があるとよく見えます♪
今回のBGM
かわいい顔つながりでマシュメロに登場してもらいますw
天体観測はめっちゃ楽しいですよ!
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