ドイツの田舎町に住んでいると、古い建物などそのまま残っているので、何十年経っても同じ街並みが見れます。私もこの町に住んで30年以上になりますが、商店など中に入っている店舗が変わっていても、古い町並みはほぼ以前のままです。
前回の記事にコメント、「いいね」、ありがとうございます。
古い建物は歴史建造物として町から保護されているので、簡単に取り壊したり改装工事することができませんが、逆に新しく、例えば戦後に建てられて建物などは取り壊されて新しく建て替えられています。
町を象徴する建物の1うとして、駅舎があります。この町の駅舎は1880年に開業したそうで、1914年に開業した東京駅より古い赤レンガ造りの建物です。2007年に内装が近代化され、外壁のレンガも修復されてきれいになっています。上層部はアパートとして改修されています。
現在の駅舎、建物右の茶色い部分がアパートの入口。駅前左側にバスの停留所は2013年に改修工事。
駅舎の裏に高架になったホームがあります。ホームに上がるエレベーターもあります。ホーム裏に抜けるトンネルが今年開通しました。
古い駅舎の建物の画像をご紹介します。
画像は、以下から借用させていただいています。
1890年頃 外観は屋根の煙突以外はほぼ今と同じ
1907年頃 トラムの乗り換え駅も駅前にありました
1917年頃 正面入口にひさし、右側に増築部分あり
1935年頃、角度が違うので右側の増築部分がよく分かります。
1960年頃 黒い車は現在のタクシー乗り場のようです
ドイツの古い町にある駅は、後から建てられたため旧市街地からちょっと離れた場所にあることが多いです。大きな町では駅周辺が新市街地として発展していくのでしょうが、田舎の駅は町の中心から離れていて回りに何もないところもあります。
この町は駅前に大きなホテルが建っていて、現在もその建物は残っています。す。以前の記事でご紹介していますので合わせてご覧いただけましたら幸いです。