ケニアからこんにちは!
英語コーチの金子まりなです。
今日はいきなり本題といきましょう。
日常会話に少し慣れてきたり、
自分の意見をもっと言いたい!
そんなレベルになってくると、
結構たくさんの方に共通する
「欲望」が現れます。
それは、
もっと長い文章で、
一発で言いたい!
分かりますよ~。
私も昔、英語に慣れてきたころ、
I like this.
It‘s nice.
You should buy this.
くらいだと、
相手には、
すごく幼い英語を話していると
思われているんじゃないかと思って、
長めの文章をフレーズにして
覚えたりしてみたものです。
使いなれない “which” を入れてみようと
がんばったり(←で、失敗)、
自分の辞書にはない聞きたての
単語を使ってみたら、
Huh? ってしかめ面されたり。
何で私が言うと通じないんだ
と思っていました。
なのですが、
後々、衝撃の事実に気づいたんです!
実は英語スピーカーは、
1文が長いんじゃなくて、
1.はやい(間が短い)
2.and とか(接続詞)でつなげてるだけ
3.意味ない単語(like, I meanなど)が多い
この3つが合わさって、
長く聞こえるだけだったんです!
もちろん、
which とか関係代名詞を使う人も、
使うシーンもありますが、
大抵の場合、
基本的な「主語+述語」でできてるんだ、
ということが分かりました。
実際に、「まさにそれ!」
という動画を観たのでシェアしますね。
ファッション雑誌“VOUGE”の
Youtubeチャンネルですが、
セレブや女優などのバッグの中身を
紹介する動画がシリーズであります。
その中から、
Kendall Jenner(モデル/セレブ)の
下記の動画の開始10秒~49秒を、
まずは英語字幕なしで観てみてください。
0:10~0:49↓↓
どうですか?
当たり前ですが、スラスラと
しゃべっている印象ですよね(笑)
では次は、英語字幕オンで
観てみてください。
ポイントは、
「え?意外とカンタンなことしか
言ってなくない?」
です。
0:10~0:49↓↓
https://youtu.be/tuuWiacpcV8?
彼女の言ったことを書きだしてみます。
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I will just start pulling this out.
I mean, the top thing in my bag is my phone,
obviously.
I work on it all day long,
so it’s important for work stuff.
And then I have these manuka honey drops.
I am kind of addicted to these.
These ones are ginger flavored.
I think the ginger is my favorite.
(It) gives me a little kick start, (I) pop one of these.
And then I have my mask.
I like these case masks.
They’re really cute,
they have really cute colors,
and they are N95(s).
I guess they are protective.
I love my little mask.
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よくよく読んでみると、
1文は短いけれど、
コンマで切っていたり、
語尾が上がり調子なので、
続きがあるよ!というサインになり、
1文ごとに「終了感」がないんですよね。
そして、
So, and, then などの接続詞でつなぎ、
なくてもいい意味ない単語系も多い。
どうですか?
文字になったら結構分かるじゃん!
っていうくらい、
シンプルな単語だけですよね。
まさに、
中学英語でしか習わない単語で、
バリバリのカリフォルニアガールも
しゃべっているわけです!
これくらいの文法と単語だったら、
言えそうな感じしませんか?
(言える!絶対言えるようになります!)
ですので、
長い文章で、一発で伝える必要って
全くなくて、
Kendall のように、
短い文章を連打すれば、
相手には十分ナチュラルに
聞こえているんですね。
今もし、
長く言いたい、
長く言えない、
と感じていたとしても、
安心して短い文章をつなげて
堂々と発話してみてください
それでいいのですから!
それではまた!