授業に、地域の高齢者の方がゲストスピーカーとしてやってくるそうです。
ゲストスピーカー自体は珍しいものではありません。大学でも何度か体験しましたが、看護専門学校では全く様子が違います。
なんと、ゲストスピーカーを学生側でおもてなししなければならないのです。
オ・モ・テ・ナ・シ
ゲストスピーカーに、一流ホテルに滞在したかのような経験をしていただくそうです。
おもてなしすることで、社会人としての準備をするとかそういう狙いがあるのだと思います。
私の通う看護学校というのは、もうそういう意味があるのか、ないのかわからない事を雰囲気で判断する教育機関なので仕方がないですが、問題はクラス紹介のムービー撮影です。
ゲストスピーカーの方にクラスのことを知ってもらうために、tiktokにありそうなキラキラ紹介ムービーを作ることになりました。
踊ったり、ふざけたりしているところを流行の音楽に合わせて編集するそうです。
憂鬱
私はこういう明るくて軽い感じの、ノリと勢いといったものがすごく苦手な根暗です。
人前で踊ったりふざけたりすることに、ものすごく苦痛を感じてしまいます。
逆に、静かで、地味で、重厚なものに安心感を覚えます。
人前で踊り、ふざけ、しかもそれを動画に撮られ誰かに披露されるというのですから、本当に苦しいです。
しかも、ことあるごとにその動画は使われる事でしょう。
少なくともオープンキャンパスで使われるでしょう。学校のホームページにも載るとおもいます。
イヤで嫌で仕方がありません
拒否すれば、受け入れられるだろうけど
もちろん、こういった事がかなりの精神的苦痛であるので拒否したいといえば、拒否させてくれるとは思います。
しかし、ただでさえ集団から浮いている私がそんな事をしたらどうなってしまうのか、ますますクラスメイトから自分たちとは違う人だと思われ、忌避され、場合によっては楽しい雰囲気を壊したと後ろ指をさされ、孤立を深めていくでしょう。
グループワークやペアワークが多い看護学校で、それはもはや死と同じくらいツライことかもしれません。
拒否という選択肢はない。
カメラの前で踊ったりふざけたり、ピエロになるしかない。
たかだかそんなことで、大袈裟過ぎると思われるかもしれませんが、本当に辛く苦しく、憂鬱です。