やはり、幾ら努力しても、ログイン出来ないので、わたくしの妄想ドラマは、こちらのアカウントで続きを創らせていただきます。
バンクシーネズミのアカウントに、細かいキャラクター設定の過程から、第四話までありますので良かったら、お読みくださいませ。
記憶のパズル【第六話】
倒れていたミヤビ(イ・ジアさん)が目を覚ました。
険しい顔をした石丸(北村一輝さん)と薪人(坂口健太郎さん)は、ミヤビが言葉を発する迄固唾を呑んだ。
『アレ、、私寝てた?コーヒー、コーヒー淹れてたのに。火は?』
石丸と薪人は、ホッと胸を撫で下ろした。
『消しましたよ、ミヤビ先生。』
薪人が、ニャっと笑う。
『あっ、授業!授業に遅れる、また、やっちゃった!』
笑いながら、ミヤビは、講義に向かった。
さっきのミヤビは、どこにいったのだ?
『Blackmatter、光と影』
ミヤビの宇宙工学の講義は、人気がある。
みんな、知ってる?
アインシュタインの言うことが本当に正しいなら、この世界に宇宙など存在しない。
物質と、反物質。相殺したらゼロになるはず。
反物質は、この宇宙から何故か消滅した。しかし、反物質(Blackmatter)は、確かに存在するとアインシュタインは言ってる。
でもね、この世界は宇宙があり、私達も居る。
つまり、物質と反物質だけじゃあないってコトだから。
この世に存在する中間物質。それが私達よ。
ミヤビの頭の中に『Blackmatter、光と影。』と云う男の声が響く。
その頃、ケン・ソゴル(ソン・スンホン様)は、カルフォルニアの砂漠で、一酸化炭素に汚染された施設から『何か』を持ち出していた。
『早く日本に行かなければ。彼女の記憶が・・・・・。』
記憶は、戻り出したら堰を切ったように戻り始める。
国情院の情報網は、彼女の状況を克明に捉えていた。
石丸も同じ事を考えていた。
『ミヤビさんの記憶が戻り始めている。不味い事になった。あの惨劇を思い出して普通にしては、多分、居られない。ましてや、彼女自身の状況も知ったなら・・・。』
そう、現在は2023年の6月。
ミヤビが事故に遭遇してから、20年の月日が経っている。
何故だ。
そう、ミヤビは、20年後の世界でそのまま年も取らず、生きているのだ。
石丸は、所轄の警部補である。
ミヤビの警護をある事件が発端で一応するようになった事になっている。
そして、ケン・ソゴルは、この瞬間、国情院のエージェントとして日本に向かっていた。
ふたりの男の本当の姿を、私達はまだ知らない。
続く。
エンディングは、JUJUさんの『最後の雨』が流れます。
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