らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -341ページ目

第022話 お立ち台

その自己顕示欲は凄まじく
一種の強迫観念となって
私達を追い込んでいく。


私と美咲は
誰も真似できない高みにまで
自分たちを必死で押し上げた。


17歳の有り余るエネルギーは

決してベクトルを変える事はなく

一方向に慣性を貫いた。


毎晩ディスコで遊ぶ事が楽しくてしかたがない。


楽しいというよりは
もっと単純な快楽であったといってもよい。


大音響の音も
ドライアイスのスモークが発する匂いも
光を乱反射させるミラーボールも
全てが私達のために存在していた。


そしてお立ち台こそが私達の玉座だった。


お立ち台にも格があり
DJBOXの目の前のお立ち台は
私と美咲のものだ。


そのお立ち台を

ホールの客全員が注視して踊る。


私と美咲のパラパラを見て
自分たちも必死で覚えようとしているのだ。


集中力のある視線が
四方八方から注がれる。


ユーロビート全盛期。


お立ち台から見るその眺めは
私達を有頂天にさせた。


壮観!


『誰もが見れる景色じゃない』


そんな興奮を伴う優越感が体中に満ち溢れ

スポットライトに煌々と照らされる私は

恍惚の表情を浮かべてすっかり満足するのだった。


velfare36



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