第218話 劇的な効果
本文は小説です。
ここに書いてあることは全て私の過去の体験に基づいたもので、現在のことではありません。
ドラッグは法律で禁止されていますし、人生に悲惨な影響を及ぼすものであることを先にお伝えしておきます。
キマっていると自覚した途端
私は別人のようになっていた。
スピードの効果は劇的だった。
頭が冴え渡って
疲労感も一瞬のうちに吹き飛んだ。
20キロくらいのバーベルなら
軽々と持ち上げられそうなくらい
全身に力がみなぎっている。
体が軽い。
雲の上を歩いているような感覚で
急に気持ちがワクワクしてきた。
エネルギーが満タンになり
さらに溢れ出るエネルギーが
次々と予備タンクに補充されていくかのごとく
元気いっぱい! 勇気りんりん!
まさにヒカルが言うところの「ムテキング」状態である。
「今、喧嘩したら絶対負けないだろうな。」
私は両手の拳を握り締め
ファイティングポーズをとった。
握力も普段の何倍もあるように感じられた。
「まりも、イケイケだな。 ははは
たしかに気分は上々ってかんじだ。 こんな時間なのに全く眠くないね」
眠気・・・
そんなものはこのまま一生感じることはないのでは?
と思うくらい鮮明な意識状態だ。
ユウもスピードの効果を実感しているようで
やや驚きの表情を含んだ笑顔をみせている。
煙草吸うのも忘れてたな! とユウが言い
私達は4時間ぶりの煙草に火をつけた。
「どうする? 何する?」
何かしたくてたまらない。
動きたい! じっとしていられない!
煙草を吸っている時間がもどかしい!
「ユウ、 ベッドいこ!」
ドラッグに対する期待は
性的快感への期待に直結している。
とりあえず
何を差し置いてもそれを確かめねば!
興奮状態の二人は
もつれるようにしてベッドに転がり込み
互いの服を毟り取った。
電気を消す。
暗闇の中で
私とユウは夢中で快楽を貪りあった。
それは普段のそれとは
完全に別質のものだった。
身体の快楽よりも
頭の興奮が勝っているから
いつまでたっても飽きることがない。
お互いの身体を何時間も愛撫しまくり
ウーロン茶を飲む以外はベッドから降りなかった。
何時間フェラしていても疲れない。
何時間挿入していても痛くもならない。
そんなだから
二人は休む間もなく行為にはまる。
何かにはまっていると
他のことが頭の中に入ってくる余地がないのか
集中力が途切れずに終わりがない。
そして
何度射精しても
すぐに次のプレイがはじまる。
「た・・・たばこぉぉ・・・! 煙草 すいたい!」
息も絶え絶えに私は
そう言って 部屋の電気をつけた。
光のある世界が
急に私を現実に引き戻した。
今までずっと
どこか別の世界にいっていたように感じた。
うわっ!
なんか知らないけど
これはヤバイな・・・。
わけわからん?!?!
ちょっと冷静にならなきゃ・・・
呼吸を整えようと深呼吸をしても
鼓動の早さは治まらない。
汗はたくさんかいているのに
体の温度はありえないくらい低い。
時計を見ても
午前中なのか
午後なのかもわからない。
一体今は
何日の何時なのか?
私は混乱してカーテンの隙間から外を見た。
夜だった。
結局私達は
40時間ずっとベッドの上で絡み合っていたのだと解った。
完全に狂っていたのだ。
煙草を持ってベッドに戻ると
ユウが私の顔を見て凍りついた。
引きつった表情のまま固まり
その顔には恐怖の色が浮かんでいる。
「な・・・なに?」
ただならぬ空気を感じて
私は急いで自分の顔を鏡で見た。
「きゃーーーーーーーーー!!!」
絶望感に襲われながら
私は無意識に大声で叫んでいた。
ハァハァ・・・ 書いてて息切れしてきた; キワドイ内容だ。。。。
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