環境省のウォーター・プロジェクト「プロジェクトソング」コンテストにて、作詞作曲した『MEGURU ~水と命と人と心~』が、水・大気環境局長賞を頂きました。
大変有難く、光栄に存じます。
8/1「水の日」は授賞式でした。
小学生の頃、夏休みの自由研究はいつも、環境問題について調べておりました。
雨水のphを測定して酸性雨について調べたり。
雨に溶けた銅像の写真を撮るために都内を歩き回ったり。
親戚や知り合いに頼んで日本全国の土を集めて、土の酸性度を調べたり。
環境白書を読み漁って、オゾン層破壊について調べたり。。
こうして書くと、すごく真面目な子ども時代に思われるかもしれませんが、そんなことは全くなく。
日が暮れるまで社宅の庭で遊びまわったり、
バッタをつかまえたり、
花の蜜を吸ったり、
草花から絞り出した色水で絵を描いたり、
絵本を描いたり、
金閣寺の模型を作ったり、
アニソン熱唱したり、
NHK忍たま乱太郎を観たり、
ごくごく普通のわんぱく少女でした。
ただ、自然に対する興味は、子どもの頃から大人の現在まで、すごくあって。
夜更けから明け方まで、地中から這い出てきた蝉の羽化する様子を一晩中眺めて感動していたり。
流星群の見える日は、母と一緒に野原に寝転んでいたり。
鳥や虫の鳴き声や風の音を採譜して、楽譜にしたり。
宇宙についてぐるぐる一日中考えて、その不思議さと途方も無さに震えて涙したり。
恐竜や古代生物について調べると、ものすごくワクワクしたり。
(アノマロカリスとかアツいです。)
蒼い海がとてつもなく好きだったり。
自然界に溢れる色彩や幾何学模様に魅せられたり。
そもそも地球の水は、いつ、どこからやってきたんだろう?
人間は、私は、いったい誰で、どこから来て、どこへ行くのだろう?
宇宙に外側には、何が広がっているんだろう?
この世界って、いったい何なんだろう?
「なんで?」
「どうして?」
「不思議」
が尽きない。
ただただ、とんでもない奇跡なんだということだけは、わかる。
そんな風に、自然はいつでも私にとって、すごく当たり前なのにすごく刺激的なものでした。土や草の匂いも、水の流れる音も、木々のざわめく音も、いつでも五感をくすぐってくれる。
すべての生命はめぐりめぐって、死ねば土や水に還ることが出来るけれど、その生態系から少しはずれかけている人間。
そんな人間と自然との不可思議な関係性について、考える。
それが私にとっての「環境問題」なのかもしれません。
…と、長くなってしまいましたが、、、
そんなこんなで、ちょっとした環境オタクだった私ですが、子どもの頃からの興味が、こうして楽曲作りに繋がっていることは、なんだか嬉しく感慨深いです。
表面的にはわからなくても、子どもの頃のあれこれや、日常のいろいろのことが、今の自分をつくっているのだなぁ。
そう思うと。
とにかく日常生活やすべての出逢いに感謝して精一杯丁寧に向き合うことが、いつかの未来の為に、今できることなんだな、と感じました。
今回、コンテストに参加して賞を頂いたことによって、私自身も改めて、水と自分の関わりについて考えるきっかけを頂きました。