気候も随分暖かくなってきましたね。先月の末ごろに香芝市にある二上山博物館に行って来ました。こちらは二上山で採れる3つの石を中心に香芝市の歴史がわかる博物館です。

博物館の入口です。

博物館の館内には二上山の噴火によって産み出されたサヌカイト、凝灰岩、金剛砂などの展示がされています。入口付近にはサヌカイトで出来たグッズの販売も有りました。


日本各地のサヌカイトです。

館内の中心付近にある日本各地のサヌカイトの展示です。サヌカイトという名は香川県の昔の名、讃岐国(さぬきのくに)にちなんで名付けられたそうです。右から二番目の石が二上山で採れたサヌカイトです。各地によって少しずつ色が違うようですね。

旧石器時代のジオラマです。

こちらは旧石器時代で石を採集し石器を作っている場面のジオラマのようです。人類が地球上に現れたのは300万年以上前で石の道具は200万年以上前から使われていたそうです。そこからおよそ1万年前が旧石器時代です。

二上山のサヌカイトは3万年前から使用されていました。

縄文時代の土器や石鏃などです。

下の石鏃は弓矢の矢じり等に使われていました。上の縄文土器は狐井遺跡から出土されたものです。此方の遺跡からは縄文時代の珍しい遺跡が多数見つかっています。縄文時代はおよそ1万年前から始まりこのころ日本も暖かくなり大陸から完全に切り離されます。

有茎尖頭器です。

此方は旧石器時代から縄文時代への移行期に使用された狩猟道具のもので有茎尖頭器と呼ばれる小型の槍先です。写真のものは香芝市のサカイ遺跡で見つかったおよそ1万2000年前の槍先です。

様々な形の槍先です。

此方の有茎尖頭器の作られていた期間は短くてこの後、石鏃、石斧、などが作られたようです。どのような動物がこの旧石器時代にいたのか気になりますね。二上山博物館のポスターにはマンモスの写真が写ってましたが実際にいたのでしょうか。

石器作りで瀬戸内技法と呼ばれる流れです。

此方はサヌカイトの原石から石で砕いていき最後に動物の角などで国府型ナイフに仕上げる瀬戸内技法と呼ばれる石器作りの展示です。石器を作るときどのような形にするのか頭の中でイメージすることが大切だそうです。まさに職人の世界ですね。

凝灰岩のジオラマです。

二上山では2000年前から噴火が始まり1000年前に火山活動が終わります。その時の溶岩で凝灰岩やサヌカイト等も産出されるようになります。凝灰岩は加工しやすい石で灯籠や石棺等にも利用されていました。

ガーネットの結晶体です。

此方の石はガーネット(ざくろ石)の結晶体です。写真のものは二上山のものでなく同じ奈良県の吉野郡天川村で採れたものです。

ざくろ石は金剛砂とも呼ばれ研磨剤としてサンドペーパー等にも利用されています。産業としても二上山麓で栄えていたそうです。現在でもそのような企業を見かけます。

久しぶりの二上山博物館に行って来ましたがやはり石の展示は面白いですね。又訪問したいと思います。お読みいただきありがとうございました。