天理参考館のエントランスです。

六月の初め頃に石上神宮の月次祭に行った帰りに天理参考館にも寄ってきました。此方の博物館には世界の古美術が展示されていて過去にも数度訪れたことがあり感動した記憶があります。

天理参考館の外観です。

特別展では「器にみるアンデスの世界展」が行われていました。アンデスの知識はありませんが入ってみました。

器は主に紀元後から700年頃までの作品と20世紀に作られた贋作とが展示されています。
器展と共にその場所で見つかったナスカの地上絵の調査概要等も興味深い内容でした。

ナスカの地上絵と展示されている土器はほぼ同じ年代に作られていて地上絵の図柄も土器に描かれているそうです。ナスカ大地は南米ペルー共和国の南海岸にあります。

ナスカの地上絵の大きさは平均で90メートル程あり造られた目的は謎とのことです。日本でいえば弥生時代から古墳時代に入る時期なので何か共通点がありそうですね!

シャチの神と女性

ペルー南海岸で見つかっています。400年から650年の間の作品です。(ナスカ後期)
最上段はシャチが口を開いている絵です。二段目と四段目には女性が描かれています。シャチはナスカでは神の一つのようです。何か儀式で使われた壺でしょうか?女性の目がかわいいですね。

ハーピー1人面鳥

ハーピーとはギリシャ神話で登場する顔は人間の女性で体はトリという怪物だそうです。口からは長い舌が出ているのが特徴です。
100年から300年頃のナスカ前期の作品です。
双注口壺とあるので水差しのようなものでしょうか?愛嬌のある絵柄です。

人物象形壺

此方は20世紀のペルー中央海岸で作られた贋作です。全体に雑に彩色されなどからわかったそうです。顔に入れ墨をした人物ですが此方を見ているようで面白い壺ですね。
ナスカの地上絵です。

2019年11月にドローン等を使用して発見された地上絵です。人物のようにも見えますが頭の3本の耳みたいなものはなんでしょうか。


地上絵の年代表です。

これだと日本とナスカの年代が分かりやすかったですね。そして現在のナスカの研究者達の間ではナスカ絵の目的は豊作祈願をするために作られたという説が最も有力だそうです。


東京駅の絵はがきです。

グッズ売場で絵はがきを買いました。東京駅の開業式の風景です。5枚セットで安かったので購入しました。

ナスカの地上絵のTシャツです。

此方は以前のブログで販売されていた門田さんから購入したもので気に入ってます。

ナスカの地上絵も謎が多く不思議で大事な文化遺産ですが最近は自動車等で破壊されてるそうですので保護していただきたいですね。
ペルーも一度行ってみたいですね。
みていただきありがとうございました。