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marimoの”夢を叶える日々”

ライフスタイルコーディネーターmarimo(フードスタイリスト、薬膳料理研究家)のライフスタイル公式ブログです♪
『くらしのこよみ 七十二候の料理帖』好評発売中!
The happy life and dream come true!
Produced by Life style coordinator marimo.

先日、酒蔵巡りの際に調達してきた日本酒に合わせて、知人の社長さん宅でホームパーティー
秋田料理を作り、みんなでワイワイいただきました。


予定より随分増えて、総勢16人になりました。(私のゲストの数の方が多かったσ(^_^;) )

「みんなが来る前にAちゃんとふたりで、黙々と下ごしらえ、準備に追われます調理

 

「手作りきりたんぽ」
(作っている写真が、なくて、完成品ですが、円柱の割り箸に潰したごはんをしっかりと巻いていきます。)

「さらにすっけとが登場!」



「まもなく、完成です」



「そして、、、完成!!」
人数が多いので、同じ料理を何皿かに分けて、それぞれにいただきました。


割り箸本日のお品書きもぐもぐ

鍋きりたんぽ鍋

きりたんぽは、円形割り箸/すりこぎ

(地鶏、舞茸、せり、ごぼう、ねぎ、油揚げ、白滝、鶏ガラ、冷凍稲庭うどん)


きゅうりきゅうりの梅肉和え(きゅうり、鰹節)
板づりして、たたいたきゅうりを梅肉と鰹節で和えます。

サラダ和風サラダ(水菜、せり、みつばなど)

日本のクセのある薬味をサラダにすると、すばらしいコラボレーションに

菊芋、ごぼう、にんじんのきんぴら→これ、作るの忘れた!!

お刺身ワサビ旬のお刺身

青唐辛子小女子獅子唐又は満願唐辛子とジャコ炒め

ゆず大根☆にんじん☆柚子なます(大根、人参、柚子)

ゆずの香りが、”冬の食卓”を醸し出します


かぶ蕪のぬか漬け

事前に家で漬けてきたぬか漬け。
最近話題の発酵系でも、いつも日本の食卓にあるおなじみの一品


しばし、座って、私もいただきました

準備からずっとお手伝いしてくれたAちゃん、ほんとうに手際の良さには”さすがという感じで、助かりましたありがとうニコニコ



「最後はみんなで、集合写真三脚



すっかりはまってしまった日本酒日本酒

なぜ、この神の領域?!の酒に今まで手を出さなかったのか。


先日の東北の旅で、念願のお酒酒蔵見学に行ってきました!

とはいえ、事前に調べている時間がなく、岩手に着いてから酒蔵一覧から調べて、2軒の酒蔵さんへ。

日本酒日本酒は、まだまだ勉強中というか、和食を推奨する私としては、これからどんどん学んで行きたい領域


あまり時間がないので、盛岡市周辺で行ける場所を探し、行き着いたのが、「あさ開」さん。

なんと、こちらは、

全国新酒鑑評会 21回連続入賞、内17回金メダル金賞受賞蔵

と、すごい酒蔵さんだったのです!

岩手は、古くから南部杜氏の里として知られた酒どころ。
明治4年の創業より、日本酒『あさ開』は、米、水、技に恵まれたこの地で豊かな自然に磨かれ、愛すべき人々に育まれてきました。そして、百三十有余年たった今も酒の里・岩手を代表するブランドとして地元で、全国で、海外で・・・と高い評価を得ている酒蔵です。

事前にお電話をして、13時や、14時などおおよそぴったりの時間に来てくださいと言われて、お昼を食べて、14時に到着。

今回、案内をしてくださったのは、酒蔵ガイドの名前がなんと、”雫石”さん
岩手のこの場所にまさに適任!!といった名字です!!

日本酒の命でもある”水”。
この地域は、清冽な地下水が豊富。
弱軟水の地下水で、「蔵元銘水」として都内のホテルでも使われているとのこと。


また、敷地内には、八幡稲荷神社(岩手県盛岡市大慈寺町)が祀られています。

そして、「昭和旭蔵」という仕込み用の蔵へ。
昭和63年完成。白壁に黒瓦という純和風の仕込蔵で都市景観賞受賞。「手造り工程」と、新鋭設備による「近代工程」がご覧いただけます。


入口のもみじの紅葉が燃えるような赤。素晴らしい秋です紅葉


建物入口に入ると、玄関の横にずらりと並べられた金賞受賞の賞状とトロフィーが
こちらが、金賞受賞酒



現在、日本にはやく1500の酒蔵があり、昔ながらの杉で出来た樽を使用した仕込みを行う酒蔵は、17カ所しかないそうで、このあさ開さんは、そのうちのひとつ。
既に30年ほど前にこの杉の樽を作れる職人さんが亡くなってしまい、発酵の際の膨張率などを計算して、樽を作れる職人はいなくなってしまったとのこと。

「昔ながらの杉で出来た樽」
(こちらでは、もう、これひとつしかないそうです)

ガイドの雫石さんも、「もしも、亡くなる前にわかっていれば・・・」と、貴重な日本の職人さんがいなくなってしまったことに残念であるとおっしゃっていました。

伝統的な蔵造りの外観から、内部は、実に近代的な設備で、現代のテクノロジーと古き良き伝統を重んじた、まさに”温故知新”を感じる造りになっていて、私のようなビギナーの見学者にとっても、非常にわかりやすく、日本酒の製造工程を見学できる造りになっています。

「こちらは、研究所(ラボ)で、発酵や温度、味の分析など近代的な技術を取り入れた設備になっています。」

見学コースの3階の場所から見える貯蔵庫。約17mあるそうです。
この床の下に大きなタンクがあります。


「酒蔵」には、必ず、「神棚」があるとのこと。やはり、米も水も自然の恵みがあるからこそ、こうしてお酒が造れるという感謝の気持ちが溢れています。


日本酒は、”原料”と”精米”(米の表面を何パーセント削ったか)により、分類されます。

日本酒本醸造系は、原料を「米・米麹・醸造アルコール」
醸造アルコールを加える 風味を整え、香りを高めるなど
そして、精米は、
大吟醸=50%以下
吟醸=60%以下
特別本醸造=60%以下
本醸造=70%以下

日本酒純米系は、原料を「米・米麹」
醸造アルコールを使わない米の旨味が生かされた柔らかさ。
純米’大吟醸=50%以下
純米吟醸=60%以下
特別純米=60%以下
純米=70%以下

日本酒普通酒
原料米・米麹・醸造アルコール
本醸造、純米に比べ、アルコール使用量が多く、精米歩合も高いものが多い。

「これは、実際に精米したお米の%ごとにサンプリングされていました」


最終行程の、お酒を瓶に詰める工程。
11月霜月は、新酒が出回り、12月師走は、年末年始に向け、酒蔵にとっては一年で一番忙しい繁忙期に入るという事で、瓶詰め、お祝い事の鏡開きでよく見る樽の出荷から、大忙しです

約20分ほどの見学が終わり、
待ってました!!(笑)試飲です

いろいろとお話を伺いながら、順番に大吟醸の高見へ。
いくつかの日本酒は、無料で試飲ができますが、金メダル金賞受賞の大吟醸などは、有料でせっかくなので、その金賞受賞の日本酒をいただきました


飲んだ感想は・・・
「さすが、金メダル金賞受賞の大吟醸!!文句なしの非常に上品な味わいで」

「お米の純粋な核となる要素(芯)と不純物などが一切ない、非常にクリアな清冽な水をそのまま味わえる。。。
まるで水のような、あまりにもクリアな純粋で凛とした味わいでした」
「このお酒に合わせる食は、このクリアな味わいを邪魔しない素材が生きた、鮮度の良い野菜を浅漬けにしたものが合う」


「この金賞受賞の大吟醸は、首相の夕食会でも提供されたとのこと」



大満足の酒蔵見学ツアーでしたぁ~

そして、余談ですが、こちら”あさ開”さんの日本酒である

純米大辛口 ”水神(すいじん)”は、ニューヨークでパティシエをしていた際にお世話になったマンハッタンで一番多くの日本酒が飲める居酒屋さん、その名も”酒蔵-SAKAGURA-”でも取り扱っているものです。

やっぱり、極上のものは、繋がっていました。

日本酒は、その手間のかかった工程からすればワインに比べて実に手頃であると思います。

他にもいろいろ試飲をさせていただき、にごり酒は、女性にとても飲みやすく、ビギナーでも入りやすい日本酒ではないかと思います。

ぜひ、試してほしいです


㈱あさ開 
〒020-0828 盛岡市大慈寺町10-34
 tel/019-624-7200 fax/019-624-7205 通年 AM9:00~PM4:00


酒蔵見学
開館時間am9:00~pm16:30(受付16:00まで)
所要時間約20分~30分
休館日12月31日・1月1日のみ
ご予約団体様の場合は、事前にご予約ください(専門ガイドがご案内いたします)
少人数の場合は、ご予約は不要です
(ご予約団体様とご一緒になる場合もございます)
駐車場大型バス3~5台・普通車約30台(無料)