友人の話だが、業務の段取りや書類を理解すること

指示を理解することが難しくなっている。

  

 たびたび空気を読むことは困難だと思っていたが

 てんぱっているのか

 何時までに何をして

 どうして行かないと間に合わない

 という業務遂行のプロセスを組むことができない。
 

目の前にティッシュボックスがあるとする

 宿商売だから 必然的に残りを確認し

 新しいティッシュを入れるのだが

 彼女は 半年間ティッシュボックスの存在自体を認識していないと言う。
 

 忘れていたことを

 忘れている。

なので 子供連れの方の宿泊の場合

月年齢に応じた 備品のセット

アルコール除菌の作業すべき時間帯

など 気を使ってあげることは多々ある。

彼女はふたり子育てしているのだが

幼児にはこれ 

新生児にはこれ

といったことが思い浮かばない。
なんども説明しなければならない。

先日は シーツと毛布の違いが分からないときがあった。

 

ゲッソリ

 

流れ作業で やりなれた

シーツ交換やユニットバス清掃などは

きちんとできる。

 

イレギュラーなことや

他者を思いやり気づくということが

出来ない。

なるべく怒らずに

笑いながら それは違うじゃない もう・・・って

言いながら なんども説明をする。

人としての尊厳を大切に

馬鹿にしたような対応を取らない 

発言をしない

 

ビジネスライクな話し方よりも

笑顔で会話したら

指示が入る

理解したと思わず、目視で正しく理解しているか確認しながら、違っていたらサポートする

慌てず待つ。

 

自分で作業工程を考えられるか、辛抱強くなんども時間を区切りチェック・説明・確認・理解 とする

 

たぶん 工程を考えたり チェックイン時間から逆算して

作業をすることは難しいようだ。
 

 

膨大な仕事量になる

それを 息子と二人で

彼女の様子を見ながら声掛けしていく。

チェックイン前は 息子と私は走り回り汗だくだ。



 息子にも下記 

アルツハイマーのお母さんを映画化した

 娘が監督の映像を見てもらう。

認知症の人の進行をはやめないような周りの声掛け方法を理解してもらう。映画化もされているようです。

 便で遊ぶとか、徘徊するとかそんな解りやすい認知症はいくらでもいるのだが、家庭内にくすぶっている一人暮らしの

認知症の方は意外と多いのではないだろうか…と思わせる動画である。

 

https://www.minnanokaigo.com/news/sekiguchi/

 

初期のほうは、他人なら、わりとどこにでもいるおばあちゃんだけれど
近くにいるから変化に気づき、病院を受診している。
アルツハイマー診断後も、他人でたまに会う程度なら

認知症であるとは思わないだろう。
ドラマや小説にあるような認知症の状態は

かなり進行した状態なのだ。
 そしてそうなると 家族でさえ 介護することにストレスを感じる。

認知症専門の介護施設はグループホーム。
グループホームにも、会話が成り立つ認知症の人は

沢山いる。
そしてほとんどが女性。
甘いもの好きで糖尿病疾患なのも共通点だが・・・

本当に普通に街にいたら気が付かない。

こんな人も認知症なんだなぁと思う。
 

 

 映画では 50代の人ではないが

 普通に見えるところを注意してみてもらっている。

 

会話はできるが

ただしく理解することは難しい。

 

だから正しく理解したかを確認する立場の

同居の家族や職場の人間がきづくのではないだろうか

そう
すごくこちらの業務工程は増える。
 

これも 息子の学びだと思って

真摯に対応していこうと考えているが


 

息子とは

 彼女ができることを見極めて

 こちらで対応していかないといけない

と 話し合い

他の人員確保と私たち自身でできることを

サポートしていこうと考えている。

 

 息子は その彼女の次男に

 今の状態の説明をする覚悟が出来つつある。

 結婚したばかりのその友人にそんな話をするのは

 とても気が重いことだ。
 

 友達にそんな母親の話は

とてもつらいネガティブ

 

 

 

本当に深刻な問題である。

 

アルツハイマーだとしたら

いつまで 車の運転ができるのか

田舎では重要な問題。

 

いつまで 私たちの仕事を手伝えるのだろうか・・・

 

ストレスを与えず 楽しんで田舎暮らしを

満喫して 仕事もしてもらえたらよいんだけれど。