激痛日記

激痛日記

椎間板ヘルニアとの戦い

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診察室に呼ばれ、MRIの結果を見た。
大きなヘルニアがにょろって出ていた。神経をヘルニアが4分の3くらい圧迫している。
医者「思った以上に大きいから、手術したほうがいいかもね…」
もう何でもいいからこの痛みから解放されたい。その一心だった。
手術ができる病院を紹介してもらった。 遭難してやっと助けだされた気分だった。
ヘルニアになって、だんだん出来ない事が増えていった。

走れない。
落ちたものを拾えない。
仰向けや、痛いほうの足を下にしての横向きができない。

まっすぐ起き上がれない。
何かにつかまらないと立てない。
体が曲がり、まっすぐ歩けない。
痛いほうの足がしびれて動かなくなるので、ひっかかってこけそうになる。
寝返りが痛いのでできない。
座ると痛いので座っていられず、寝たままか立って食事。
トイレに座るのも激痛。
顔を洗うのも、お風呂に入るのも、激痛。
すべては突然やってくる。悪化していくにつれ、出来ない事が増えていく。
そして歩ける距離が日に日に縮まっていく。
自分の事をするにも家族の手を借りないといけない状態。寝る前の座薬は夫の役目になった。
もうこうなったら絶望でしかない。
それでも家族は支えてくれた。周りの人たち皆が支えてくれた。
今、ありがとうって素直に思える。そして、誰かに頼んだり、手伝ってもらうことも時には必要なんだと思った。
なかなか症状が改善されない私はMRIをとることになった。

技師に寝るように言われ、仰向けになった。ヘルニア界では常識だが、かなり仰向けが痛い。膝を曲げれば多少痛みは減るが、それでも痛みに体が震えるほどの激痛。これを25分も耐えられる自信はなかった。だがしかし取り直しは絶対に無理なので、半泣きで、汗だくになりながら耐え抜いた。
後に経験する注射や検査よりも、ある意味これが一番激痛だったかもしれない。それくらい、身動き出来ない仰向け25分はきついのである。
やっと技師が扉をあけてでてきた。
「お疲れ様でした。物凄く痛いのが、画像にはっきりでてました。」と言われ、不安になりながら診察を待った。