小学2年生のフィンランド留学体験記 第九章 9月 9.虫さされパッチ | フィンランドに1年住んでみる(在外研究)

フィンランドに1年住んでみる(在外研究)

~子連れフィンランド滞在記~
1年間家族でフィンランドに住みました(2022年10月〜2023年10月)。
準備からフィンランド生活について思ったこと、
感じたことの記録
趣味の4コマを投稿中

 

登場人物

カッリ君:6年生の優しいお兄さん。授業でペアになったことがある。

イカ君:6年生の優しいお兄さん。授業でペアになったことがある。

 

9.虫さされパッチ

 

 フィンランドに虫に刺されたときに貼るパッチはないのだろうか。家族で休日にサマーコテージに遊びに行った時、僕はおでこを2か所蚊に刺されてしまった。蚊に刺された時はいつも透明パッチを貼ってかゆみを抑えている。今回のお話はそれをつけたまま学校に行った時のことだ。クラスメイトは僕のおでこを見て「それどうしたの!?」と心配してくれた。1日で何人の子に同じことを言われただろうか。パッチはとても珍しいものなんだなと思った。フィンランド人は蚊に刺されたときのかゆみを一体どうやって和らげているのだろう。塗り薬だけかな?MOKで仲良くなった6年生のカッリ君とイカ君にも「おでこどうしちゃったの!?」と大変心配された。二人は二重とびの練習中だった。「蚊に刺されたの。」と言うと二人ともホッとしているように見えた。僕が得体のしれないものをおでこに貼っているから、得体のしれない怪我をしたとでも思ったみたいだった。それからはパッチのことを聞かれるたびに「蚊に刺された。チクッ!いってーー!」とジェスチャーと変顔も含めてみんなに説明するようになった。みんなケラケラ笑ってくれた。次の日はもうかゆくないのにおでこにパッチを貼って行った。もちろん蚊に刺された時の変顔をやりたいからにほかならない。