登場人物
フランチェスコ:6年生のクラスメイト。イタリア人。
ブレタ:6年生のクラスメイト。アルバニア人。
クリスティーナ:同い年のクラスメイト。ウクライナ人。
4.3カ国以上話せて当たり前?クラスメイトの語学力
6年生のフランチェスコとブレタは今学期からスウェーデン語の授業が始まる。スウェーデン語の教科書を見て「うえ~!すごく難しそう!」と悲鳴を上げるブレタに対してフランチェスコは「僕はいけそうだな。」と余裕の表情。さすが何か国語も話せるフランチェスコ。前に色々な国の言葉で自己紹介をして見せてくれた。言語マスターのフランチェスコにはスェーデン語なんておちゃのこさいさいだろう。そこで、クラスで何か国語話せるかそれぞれ発表することになった。一番話せるのはフランチェスコ。イタリア語、アルバニア語、ローマ語、英語、フランス語にフィンランド語だ。フランチェスコはフィンランド語も勉強し始めたばかりだけど、少し話せるようになっている。言語の覚え方のコツを知っているのだろう。さすが言語マスターだ。その他の子も全員3か国語以上話せることが分かった。僕は日本語、英語、フィンランド語と答えた。英語とフィンランド語は入れてもいいのか迷ったけれど、友達と意思疎通ができれば入れてもいいだろうと思った。ギリギリ3か国語だ。一番不思議だったのがクリスティーナ。ウクライナ語、ロシア語、英語にフィンランド語が話せると言った彼女。でも、僕が英語で話しかけてもあまり伝わっていない。僕の英語は日本語なまりで発音が悪いのかな?フィンランド語だってコミュニケーションをとれるほど話せていないぞ。もしかしたら、僕の「話せる」とクリスティーナの「話せる」はちょっと違うのかもしれない。挨拶と自己紹介くらいができれば「話せる」になるのかも。それなら僕も話せる言語の中に中国語増やしちゃおうかな。