20. 5年生のイカ君と読書
3月31日の今日で読書週間が終わる。僕の読書カードは3枚目まで進んだ。読書週間中は学校でも本を読む時間がたくさんあった。MOK(学際的な学習ユニット、1年生と5年生の合同授業)でもお兄さんと本を読んだ。その日は家から好きな本を持ってきて良かったんだけど、僕は日本語の本しか持っていなかったから、学校の本を借りた。今回はいつもペアになる背の高いお兄さんがお休みで、その友達が僕のペアになってくれた。名前を聞いたら「イカだよ。」と教えてくれた。イカ君は僕がサッカー好きなことを知っているから、サッカーの絵本を選んでくれた。僕はフィンランド語を勉強中だから、僕が声に出して読んで、イカ君があっているか隣で見てくれることになった。イカ君は僕が1ページ読むたび、「さくと、すごいね!よくできたね!」と褒めてくれた。たまに頭もなでてくれた。こんなに優しいお兄さんがペアになってくれてラッキーだな。クラスの中でイカ君と僕のペアだけがすごく盛り上がっていた。後で知ったのだけれど、3月でMOKも終わりらしい。後日、背の高いお兄さんと廊下ですれ違った時に「MOKの最後の日に休んじゃってごめんね。」と言われた。背の高いお兄さんやイカ君と知り合えて良かった。読書週間もMOKも両方楽しかったな。
第五章おわり。