小学1年生のフィンランド留学体験記 第五章 3月 9.最後のプール学習 | フィンランドに1年住んでみる(在外研究)

フィンランドに1年住んでみる(在外研究)

~子連れフィンランド滞在記~
1年間家族でフィンランドに住みました(2022年10月〜2023年10月)。
準備からフィンランド生活について思ったこと、
感じたことを書き留めていきたいと思います!

 

登場人物

ダニエル:大親友

ラッセ:最近転校してきたばかりのクラスメイト

 

9.最後のプール学習

 

子供用プールで自由泳ぎとおにごっこをした後、僕は大人用プールへと向かった。泳げる組のメンバーは前回から更に増えて10人になった。よく観察するとプールの底は斜めになっている。浅い所では底に足がついている大人がいた。僕はクロール、他の子は犬かき、まだ一人で浮けない子はプールの端につかまって移動していた。最後は1人ずつ何回も飛び込み台からプールに飛び込んだ。冷たいプールの後は、サウナで体を温めた。僕は一番上のサウナ席をゲット。誰かが話そうとすると「しーっ!静かに!」と他の子が注意して、みんな静かにサウナに入った。いつもうるさくて先生にすぐ「もう出なさい!」と言われるけれど、今回は初めて注意されなかった。みんな長い時間サウナに入りたかったんだね。プールから出た後はおやつを食べた。ダニエルがブルーベリークッキーをくれたから、お返しにシリアルバーを渡すと、ダニエルはそれをラッセにあげてしまった。僕のだとは知らずに、ダニエルに「ありがとう!」とお礼を言うラッセ。僕がダニエルにあげたものなのに…と残念に思っていたけれど、ダニエルが「ラッセはおやつを忘れてきたんだって!」と教えてくれた。なんだ、そういう事か。ダニエル優しいじゃないか。それから、みんなでバスに乗って学校に帰った。さよなら、プール!冷たかったけど、楽しかったよ。今度はお父さんと一緒に来ようかな。