小学1年生のフィンランド留学体験記 第五章 3月 8.暖かい色、冷たい色 | フィンランドに1年住んでみる(在外研究)

フィンランドに1年住んでみる(在外研究)

~子連れフィンランド滞在記~
1年間家族でフィンランドに住みました(2022年10月〜2023年10月)。
準備からフィンランド生活について思ったこと、
感じたことを書き留めていきたいと思います!

 

登場人物

ダニエル:大親友

ラウリ:クラスメイト。休み時間一緒に遊ぶことがある。

 

8.暖かい色、冷たい色

 図工の時間に暖かい色、冷たい色の勉強をした。でも、僕はクラスのグループ分けを間違えてしまい、違う教室に行ってしまったので、最初の先生の説明を聞くことができなかった。僕が図工グループの教室に着いた時、みんなはもうクレヨンで絵を描き始めたところだった。席は自由みたいだ。そこで僕はダニエルと同じテーブルに座った。クラスメイトが先生に「これは暖かい色?冷たい色?」と聞いているのが聞こえた。なるほど、今は色の勉強中なのか。みんな好きな絵を描いているらしい。そこで僕は暖かい色を使って木を描くことにした。ダニエルは冷たい色を使って雨を描いている。ダニエルとこれは「暖かい色だよね?」「冷たい色だよね?」と確認し合いながら、僕は緑の葉をたくさんつけた大きな木を1本、ダニエルは雨の日にできた大きな水たまりの絵を描き上げた。

 図工の時間ではないけれど、最近クレヨンで絵を描くことが増えてきた。5年生との合同授業では食べ物の絵を描いた。僕がりんごとバナナ、みかんの絵を描くと、クラスメイトのラウリがやって来て、「トシ ヒュヴァー(とても上手だね)!」と言ってくれた。果物はそれぞれ2色の色を混ぜて描き、茶色と黒を使って影も描いた。水曜日の放課後に図書館でサポートの先生に誘われて一緒に絵を描いているのが、もしかしたら良い刺激になっているのかもしれない。図書館にいるサポートの先生は絵を描くのがとても上手だ。先生は2色以上の色を混ぜて塗り絵をする。このまま先生の描き方を真似すれば、もっと上手になれるかもしれないな。