今日は
 
母の誕生日。
 
88歳米寿を迎えました。
 
 
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今日は面会に行けなかったので
明日会いに行く予定です。
 
 
 
母の写真を載せようと
一番新しい2ショットを探したけど、
 
そこに写っている母は
やはり以前の母ではなく、
 
 
 
母の面影のある写真は
もう8年も前の物でした。
 
 
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たまたま昨夜、
 
 
大学病院に通っていた頃の
母の主治医の先生が
Facebookに投稿されていた、
 
教授定年の最終講義の素敵な投稿に
コメントをしたら、
 
 
「優しい優しいお母様、美人でね。
外来で、お二人にお会いするのが楽しみでした。」
 
 
と返信を下さり、
 
涙が出ました・・・・
 
 
母は先生に会うのが楽しみで、
受診の日を
指折り数えて待っていたものです。
 
 
 
 
あの頃は、
 
月一で大学病院の2つの科を
同じ日に受診できるよう予約していて、
 
 
半日がかりで待ち時間も長く、
 
私が椅子で居眠りをしてしまい、
ガクッとひっくり返りそうになって
目が覚めたら
 
母が私を見ていて
 
「ごめんね。
忙しいのに私に付き合わせて。」
 
と、とても悲しい目をしていたこと。
 
 
 
どんどん変わっていく母に
病気だとわかっているのに
 
ついイライラして
 
キツイ言葉を発してしまった事。
 
 
 
あの時
もう少し優しくしてあげていたら・・・と
 
今は後悔ばかりです。
 
 
 
前にも投稿した事のある
一つの詩を
再投稿します。
 
 
 
今、介護真っ只中の方々に
読んでいただけたらと思います。
 
 
 
作者不明のポルトガル語の詩を
樋口了一さんと言う方が
日本語訳し曲を付けているようですが、
 
 
 
私は自分の心で
ゆっくり読みたいと思います。
 
 
。。。。。。。。。。。。。
 
 

 

年老いた私が 

ある日今までの私と 

違っていたとしても

どうかそのままの 

私のことを理解して欲しい

 

私が服の上に 

食べ物をこぼしても 

靴ひもを結び忘れても

あなたに色んなことを 

教えたように見守って欲しい

 

あなたと話す時 

同じ話を何度も何度も 

繰り返しても

その結末をどうかさえぎらずに 

うなずいて欲しい

 

あなたにせかまれて 

繰り返し読んだ絵本の 

あたたかな結末は

いつも同じでも 

私の心を平和にしてくれた

 

悲しいことではないんだ 

 

消えて去って行くように 

見える私の心へと

励ましのまなざしを向けてほしい

 

楽しいひと時に 

私が思わず下着を濡らしてしまったり

お風呂に入るのをいやがることきには 

思い出して欲しい

 

あなたを追い回し 

何度も着替えさせたり 

様々な理由をつけて

いやがるあなたとお風呂に入った 

懐かしい日のことを

 

悲しいことではないんだ 

 

旅立ちの前の準備をしている私に

祝福の祈りを捧げて欲しい

 

いずれ歯も弱り 

飲み込むことさえ 

出来なくなるかも知れない

足も衰えて立ち上がる事すら 

出来なくなったなら

 

あなたがか弱い足で立ち上がろうと 

私に助けを求めたように

よろめく私にどうかあなたの 

手を握らせて欲しい

 

私の姿を見て 

悲しんだり自分が無力だと 

思わないで欲しい

あなたを抱きしめる力がないのを知るのは 

つらい事だけど

私を理解して支えてくれる心だけを 

持っていて欲しい

 

きっとそれだけで 

それだけで 

私には勇気がわいてくるのです

あなたの人生の始まりに 

私がしっかりと付き添ったように

私の人生の終わりに 

少しだけ付き添って欲しい

 

あなたが生まれてくれたことで 

私が受けた多くの喜びと

あなたに対する変らぬ愛を 

持って笑顔で答えたい

 

 

私の子供たちへ

愛する子供たちへ