「Re-Birth of the forest 〜マリンバの森〜」楽曲紹介②

リサイタルまであと6日!昨日に続けて演奏する楽曲の紹介をさせていただきます😊

③口笛とマリンバのための「渡り鳥」

この曲は今回のコンサートのために作曲家の三好啓太くんに依頼した曲です。

三好くんは桐朋学園時代からの付き合いで、もともとマリンバを専攻していたのですが、卒業してからは作曲家として活躍しています。

そんな彼にマリンバと口笛で春夏秋冬を表現した作品を依頼しました。口笛もマリンバも作曲する上で沢山の制約があったと思うのですが、流石マリンバに精通しているのもあり、本当に素敵な作品を作ってくれました!

練習が楽しくって仕方なくて、ずっと弾いていられるくらい、自分としても好きな曲になりました。

そして、実際に弾いてもらいながら、曲の解説や演奏上のアドバイスを頂けるのもとてもありがたかったです。



終わった後にはスーパー銭湯に行きました(笑)




渡り鳥を通して、春夏秋冬の景色をお楽しみいただければと思います。

口笛とマリンバのための「渡り鳥」/三好啓太(2024)

〜作曲者より〜

口笛は鳥のように歌い、マリンバは止まり木のように深く根を張る。

四季折々、様々な渡り鳥がこの地を訪れては次の場所へと渡っていくように

この音色も奏者の手を離れ、人の心へと渡っていく。
そんな願いを込めて作曲しました。
本楽曲では次の4羽の渡り鳥をイメージしています。


夏の渡り鳥「オオルリ」

美しい青色の羽が特徴的な渡り鳥。
青い鳥が幸せを運ぶように、清廉で幸福に満ちたメロディーを。


秋の渡り鳥「ツグミ」

秋の終わりにやってきて、日本にいる間は囀ることがないことから「ツグミ」と呼ばれています。
じっと耐え忍ぶようなその心の内にはどんな想いを秘めているのでしょうか。

冬の渡り鳥「オシドリ」

「おしどり夫婦」の語源になっているこの鳥は、オスの方が極彩色の美しい羽を持っています。
その羽を使ってメスにアプローチし、やがて心を通わせていく様子を曲にしました。



春の渡り鳥「ヒバリ」

その歌声は清浄な愛をあらわすと言われています。
春を告げるその音色とともに高く高く舞い上がり、あたたかい風に見送られながら
ヒバリは次の場所へと飛び去っていく。


④ To the gods of Rhythm/ Nebojša Jovan Živković(1994)

続いて演奏する曲はジブコビッチ作曲のジェンベと声による楽曲です。太鼓を連打し、終始エネルギッシュなこの曲からはヒトの生命力を強く感じます。




色んな方を演奏を聞いて、いつか演奏したいと考えていた曲だったので今回披露することが出来てとても嬉しいです!

To the gods of Rhythm/ Nebojša Jovan Živković(1994)


太古の昔から、人はなぜ歌い、太鼓を叩いてきたのでしょう。
神に捧げる音、心を鼓舞するリズム、トランスへの入り口、その中で立ち上がるエネルギー。
クラシックパーカッション界の著名な作曲家、ネボイシャ・ヨヴァン・ジブコヴィッチ氏のこの作品は、
アフリカの太鼓「ジェンベ」と声だけで表現されます。
大いなるものへ向かい、自らの身体で生命力を甦らせる力を放ちます。

🎵藤本亮平マリンバリサイタル
「Re-Birth of the forest 〜マリンバの森〜」🎵

〜日時〜
2024.4.7(日)13:45開場 14:30開演

〜会場〜
アミュゼ柏 クリスタルホール 
千葉県柏市柏6-22
(JR常磐線柏駅東口より徒歩5分) 

〜チケット〜
大人3000円 当日3500円
学生2000円(小学生以上 未就学児入場不可)

 〜お問い合わせ〜
marimba.forest@gmail.com 
電話 090-8037-7437(岡井)

アミュゼ柏受付でもチケット購入可能です。
勿論藤本に直接ご連絡頂いても大丈夫です!


〜出演者〜
藤本亮平(マリンバ・パーカッション)
岩城里江子(アコーディオン)
加藤ひろえ(花生け)
ハッチポッチクインテット(パーカッションアンサンブル)齋藤綾乃 藤本亮平 野口彩乃 田村拓也 伊藤綾香


〜演奏予定曲〜
Birdscape for marimba op.20/吉松隆
さくらのうた/ 福田洋介(Arr.田村拓也)
マリンバと口笛のための「渡り鳥」/ 三好啓太
Marimba Spiritual/ 三木稔
ノルウェーの森/ Lennon-McCartney (Arr.吉田佐由子) 他