マリコの世界侵略・そのいち | 通勤日記(快速)

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いざゆかん。日本の中心・東京へ

イタリアに行ってきました

一度はおいでの招致活動もかねて
イタリアの旅を紹介。



Le Fabuleux Destin de Mariko


某日、成田→モスクワ・シェレメチボ空港

ロシアの航空会社アエロフロートはとにかく安い。
また、日本からヨーロッパに行くにあたり、無駄なく乗り継ぎができる便が多い。

ただデメリットも多い。
時間にルーズ、CAがロシアンイングリッシュで怖い、飯がマズイ等

何かあってもなんとかなるなんてサービスがロシアにはないよ☆ということ



Le Fabuleux Destin de Mariko

売店でめちゃ高いお茶を買って
しかもそれが砂糖の入った緑茶だったときはまじヘコむ



その日のうちにロシア→イタリア・フィウミチーノ空港に到着。時差のマジック。

空港では通称イミグレという、入国検査がある。
EU圏では、検査通路は2つに分かれていて
EUから来た人、notEUから来た人に分かれる。
EU圏だと、シェンゲン協定があるので速やかに通過できるのだ。

当然私はnotEUに並ぶわけだけど
ここでヨーロッパ名物の“ジャパニーズピックアップ”がある

・・・今私が名前をつけたけど
それは菊の御紋がついたパスポートを持つ人物を
空いているEU圏の列に連れて行くというもの。

notEU圏は中国人や韓国人やアラブ人でいっぱいで込んでいる。
そこで、日本人をピックアップしてEU圏の通路から通すのだ。

なぜか?
日本人というのは、それだけで信頼されるからである。

先人の努力と、外務大臣のおかげで
私たちは中国人を尻目に速やかにイミグレを突破できるのである。

一応パスポートの中は見るけど、質問もとくにはされない。
とっても拍子抜けするイベントです。



いよいよホテルにまず向かうけれど

私が滞在したのはローマ市内のトラステヴェレという下町で
テヴェレ川沿いにちょっと古びた町が展開する静かなトコロ。

ホテルはトラステヴェレ駅からすぐなのだけれど
フィウミチーノ空港からどうやって電車で行くのか全くわからなかった。

どうしようか飛行機の中で考えようとしていたんだけど
隣に座っていたのが日本帰りのイタリア人で
なぜか私にイタリア語のレクチャーをずっとしてくれていたので
どうやって行けばいいかきいてみた。

すると前に座っていたカップル(北京帰り)が、途中まで一緒に行ってくれるというのだ
ラッキーすぎてこわい

トラステヴェレ駅でカップルに別れを告げ、うめぼしをあげた。


ホテルはB&B(Bed & Breakfast)で狭くてキレイだった。



Le Fabuleux Destin de Mariko



ホテルのマスターがまたいい人で
私のアホな失敗を笑い飛ばしてくれた。

そのいち
私「マスター!迷った!もう一度部屋の行き方を教えて!」

マ「ハハハ、よーくきいてくれよ。そこを降りてエレベーターに乗って・・・」

そのに
私「マスター!変なヒモひっぱったらブザーが止まらない!」

マ「ハハハ、それは防犯と病気の人用だから、ひっぱっちゃだめだよ」

そのさん
私「マスター!インキーした!部屋に入れない!」

マ「ハハハ、もう一度カギを発行するから今度は中に入れないでくれ」


このままでは日本の恥だと思い、感謝の気持ちを拙いイタリア語で伝えると
日本のお礼と挨拶を教えてほしいというので
「ありがとう」と「こんにちは」をレクチャー。

毎回私に日本語で話しかけてくれて嬉しかった!


夜ご飯はホテルのとなりのバル(レストラン兼喫茶店のようなところ)でごはん。

Le Fabuleux Destin de Mariko

ピッツァやパニーノが沢山置いてあるけど何にするか迷っていたら
店員のオニイチャンがマルゲリータをすすめてくれたのでそれにしたら
とんでもない大きさに仰天。
ビールを持ってテラスに行くと
ほとんど満席だったのでおじいさんがのんびり座っているところに
座らせてもらうことにした。

イタリアではとにかく夜になると老いも若きもバルに来て
お喋りをしたり、お酒を飲んだりする。

おじいさんは快く受け入れてくれたが

「チャオ!バンビーノ!」(やあ!小さなお嬢ちゃん)

だった。

私がピッツァとビールを平らげるあいだに
おじいさんはずっと私に話しかけていたが
ほとんど何言ってるかわからん。
それでも構わず話し続けるイタリア人ってすごい。

食べ終わって、私がお礼を言って去るとき

「チャオ!ベッラ!」(じゃあね、美しいお嬢さん)

に格上げされた。



Le Fabuleux Destin de Mariko

朝は近所のカフェテリアでカプチーノを飲んだ。
イタリアのカフェはお金を払ってからレシートを持って注文する。

本場かぷちーのは小さくて苦かった。でも朝にはいいかもしれない。
仕事に行くローマっ子たちを見ながら、本日のプランをたてる。

ツアーは組まなかった。めんどくさかったから。
その日の気分で決めてうろついた。

ちなみに地図はすべてグーグル先生。
スマホのGPSをつかえば、イタリアだろうがなんだろうが
現在地と周りの地図などすぐさま出てくる。あっぱれ日本。

この日はジャニコロの丘へ向けてぶらぶら。

ローマは丘の街で、上がったり下がったり。
合間合間にスマホを見ながらジャニコロを目指すと
ふとアジア人に話しかけられる。

どうやら彼は迷える韓国人。同じアジア人を見て話しかけてきたのだろう。
迷ったし、友達と別行動だから一緒に行かないか?と言うが
日本人のマネだという「ヨン様!ヨン様!」
というのが鼻についたので置いていった。



Le Fabuleux Destin de Mariko

ジャニコロ編はまた次に。