今日はベツレヘムを離れてヘブロンという街にやってきました。
この街ではマーケットが賑わいをみせています。
ところで…
街の至るところで天井に網や布が張られているのが目につきます。
日除けのためかと思いきや…
なんと…
上から監視しているイスラエル人たちが、下に住むパレスチナ人の居住区にゴミを落とすという嫌がらせをしているのです。
酷いところは本当にゴミで溢れています。
これほどまでも露骨に行われているのは驚きです。
下に住むパレスチナ人たちは毎日こういった嫌がらせを受けて暮らしているようです。
しばらく行くと廃墟のようなところに出ました。
ここはイスラエル兵によって制圧されてしまったパレスチナ人の住居跡。
痛々しさが伺えます。
ここも常に上から監視されています。
この住居に住んでいた人たちはどうなったのでしょう?
そして…
ヘブロンにはアブラハムの棺が納められているモスクがあります。
正当なモスクに入るのは初めて。
男性と女性で礼拝するエリアが別れていました。
この女性が覗き込んでいる穴は、中にロウソクの灯りが見えました。
そして、アブラハムの棺があるのがここ。
こちらがその棺だそうです。
アブラハムといえばイスラエルの第一人者ヤコブの祖父であり、イスラム教徒の祖先でもあります。
やはり、ここもどちらの民にとっても重要な聖地。
なかなか簡単に譲り合うことは出来ないようです。
実際にイスラエルとパレスチナを訪れてみて思ったこと…
結局のところ、、
イスラエルが悪いとか、パレスチナが悪いとかじゃありません。
どっちも良い人は良い人だったし、パレスチナにも悪どい人間はたくさんいました。
イスラエルの方が圧倒的に強いからこうなってしまっているけど、もしも力関係が違っていたら、どちらが差別や圧政を受けていたのかはわかりません。
それは、どこの国も…
日本も同じ。
ただ…
現状はパレスチナ人たちが圧政を受けているのは事実。
一日も早く争いがなくなり、自由になれる日がくることを…
彼らは望んでいます。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。