奇妙な相棒

警察小説シリーズ

 

 

茂森隼太(シゲモリハヤタ)27歳は念願かなって刑事課に配属になり大張りきり。病欠していた弓木瞳(ユギヒトミ)主任が復帰してくる。色白で細身の体型、眉も目も細く病み上がりの体力で刑事がつとまるのか?

 

「あの人はヤギノメだから」と先輩達から聞かされても意味がわからない隼太。

 

なにか事件が起きて捜査したいとうずうずしていると、連続放火事件発生。隼太は弓木主任と組んで巡回することになりがっかり、無神経で陽気なキャラがおもしろい。

 

ヤギノメの観察力と推理力が事件を解決に導きます。なぜヤギノメと言われるのか?

 

スピード取締りでの違反切符の切り方などが詳細に書かれていて、重箱の隅をつつくのが好きなタイプ(←わたしだ)はわくわくします。

 

特殊詐欺事件と38年前の誘拐事件の関係とは?

指名手配犯を発見した隼太だが人違いか?

自宅に忍び込まれたと言うヤギノメの従妹だが?

 

管内で女性殺人事件発生。はやる気持ちで前のめりの隼太。現場に鑑識係が来て、捜査一課と地域課と合同で捜査が始まる。

 

警察署内の描写にも引きつけられ、事件はどうでもよく思えてきます。や、どうでもよくないけど。容疑者を監視する隼太と弓木主任、事件は思わぬ方向へ進みます‥

 

 

細かいところまで手を抜かずみっちりと書かれたレポートのよう。ストーリーの流れと盛り上がりに、少し物足りなさがあるかもしれない。元警察官の書いた警察小説、ユーモアもあり捜査員たちの仕事ぶりに生活感があり興味深く読みました。