御役目は必殺⁉

刺客となった少女と人斬れぬ御供の武士。

 

 

時代は幕末。

旗本の次男・真木誠二郎(マキセイジロウ)20歳は、裏目付として働かないかと突然スカウトされ、有頂天に舞い上がります。冷静に考えれば度胸もない経験もない殺生もできないのに大丈夫か?

 

御役目は、幕府に逆らう勢力に送る刺客のために、京の都までお供をすること。刺客とは強面の浪人かと想像していたら、12歳のおちゃめな少女・お美津だったのです。

 

刺客のお美津とお供の誠二郎の珍道中。途中、不良浪人に襲われますが、お美津が刀で瞬殺。実戦経験なく役に立たない誠二郎は、お美津に指導を仰ぎ特訓を重ねます。そして互いの事情を知るうちに連帯感を持つようになります。

 

文武両道の優秀な兄と蘭方医をめざす秀才の弟にはさまれ、臆病な自分を情けなく思う誠二郎。父母と兄を討幕派に討たれ、そのかたき討ちが討幕派を討つことでもあると言うお美津。敵は意外な人物だったのです。

 

京に着き、いよいよ討幕勤皇派を討ちに向かうお美津。

力不足ながら、お美津を助けたくて必死の誠二郎。

ふたりの思いは、すれ違いながらも重なっていきます。

 

シリアスだけどコメディぽく、アニメ風といいますか、さくさくぐいぐいテンポよく話が進んでいきます。最強の少女剣士が、お供の頼りない青年を励ましながら危機を乗り越え、目的地に到着し使命を果たす、そんなストーリーです。

 

難しく考えずに若い二人が問題を解決し、目的のため気持ちをひとつにしていく様子を楽しみたいです。幕末という時代背景、かたき討ちをめざす超人的な少女と、支える落ちこぼれ気味の青年、若いっていいなと思いました。