浅見光彦シリーズのスピンオフ

浅見元彦探偵譚第2弾。名探偵浅見光彦のご先祖様も名探偵だった!

 

 

物語の舞台は明治時代の東京。

浅見元彦は下宿先の娘・おスミから、友人の絃葉(イトハ)が行方不明になり家族は神隠しだと言って諦めているが、納得できないので絃葉を見つけてほしい、と頼まれ引き受ける。

 

小説家志望の友人・内田紫堂とともに、絃葉の実家・海野家へ向かう。絃葉を連れて再婚した母の嫁ぎ先は裕福な海野商会、絃葉の義父と義兄の冷淡な様子が気になる。

 

絃葉は、踊りの師匠の帰りに行方不明となったらしい。浅見と紫堂は聞き込みを開始、不知森(シラズモリ)という「一度入ったら出られなくなる藪」の向かいにある蕎麦屋に入る。蕎麦店主は若い女店員と絃葉が仲良かったという。

 

女店員の兄・蓮太郎と絃葉が結婚の約束をしていたと聞き浅見と紫堂は驚く。蓮太郎が不知森で首吊り死体で発見され、最後に会った浅見と紫堂が容疑者で拘束される。

 

万事休すなところで、浅見の兄の警保局長が現れ救出されるパターンです。

 

絃葉はどこにいる?

蓮太郎はだれに殺害されたのか?

 

 

「不知森」という不気味な言い伝えのある場所が、ゆるいホラー感を出しています。

 

蓮太郎首吊りのトリック謎解きはさて置き、絃葉と蓮太郎の複雑な関係、貧しい村の苦しい生活が事件と関わり、村人達の困窮の描写に引き込まれました。

 

 頼りなさそうな優男だけど武術に優れた浅見と、口だけ達者で逃げ足の早い紫堂の名(迷)コンビ。コミカルさとシリアスさがミックスされ、軽くさくさく読めました。

 

浅見光彦のご先祖・浅見元彦の名探偵シリーズ第3弾あるのでしょうか。続きが出たら読みたいですね。