年金なし、医療保険もなし

自分の無計画さが招いた人生の結果だ。

 

 

梨本ちとせ73歳、リウマチを患いながら坂田PAで掃除の仕事をしている。2歳年上の同僚・古田中栄は飲食部で働いている。

 

ちとせの離婚した元夫が亡くなり、生命保険の受取人になっていると電話が入る。「えっ保険金をもらえる?」電話してきた甲斐と名乗る男と会い話を聞きますが

信用できないほどに口が滑らかな男だ

一緒に飲みに行った甲斐を部屋に泊めるちとせ‥

間が悪い?運が悪い?いやそうは思いたくない。

甲斐が部屋にいると孤独感が溶けていく。神様がくれたご褒美だと思ってしまった。

 

放置車両から見つかった腐敗死体

車上生活者親子の少年と幼い女の子と派手な赤い髪の母親

認知症の母と脳性麻痺の姉と車上生活する男‥

 

ワケありで困窮する人たちの車が坂田PAの駐車場で次々トラブルになります。

 

 

ちとせが、甲斐という胡散臭さ満点の男を警戒しながらも自分のアパートで同棲してしまう弱さが残念だけど、栄との太い友情に本物感があって救われます。情に厚く優しく不器用なちとせ。

 

偶然と不運が重なり犯罪者になってしまうところから一発逆転。

 
おばあさんが昭和歌謡を歌いながら料理を作るユーチューブがバズって収入アップ。
 
不幸すぎるまま終わったらやりきれなさが残りますが、最後にささやかでも幸運が訪れ読んでいて少しほっとしました。