反抗期の子どもたち、夫の浮気、親の介護問題

ユーモア短編集です。

 

 

早智子(サチコ)49歳は、夫、高二の長女、中三の双子の息子と暮らし、近所の五ノ丸神社で御朱印を書くパートで働いています。

 

朝から「全員皆殺しっ」と吐きながら起き上がり、起こしてもなかなか起きない息子に「クソババア」と悪態つかれ、心をこめて書いた御朱印代が50円なんて「クソがっ」と神社の境内に似つかわしくない言葉を放ってしまう‥イライラしてムカつくのだ。

 

早期退職した姉53歳から「三島に行かない?」と誘われます。御朱印を集めている姉はスピ・オカルト好きで『ムー』愛読者‥

 

1,三嶋大社とうなぎ

三嶋大社の夏祭りは早智子姉妹の子ども時代の思い出。ご参拝のあと、うな重を食べに行きます。

 

2,寒川神社とお抹茶

双子息子のひとりが骨折、もうひとりは胃腸炎、早智子はぎっくり腰。姉に教えられ、厄除けに寒川神社を訪れ、美しい庭園でお抹茶セットをいただきます。

 

3,伊勢神宮と伊勢うどん

母と姉と早智子の3人で伊勢神宮へ行き、おはらい町で伊勢うどんを食べます。よけいなことかもだけど「松牛」と何度も書かれていて、伊勢なら「松牛」では?と気になりました。

 

4,北野天満宮と京漬物

双子の息子は受験生、北野天満宮の道真さんに会いに行こう。お昼は京漬物会席。

 

5,豊川稲荷とおいなりさん

お金のサポートをしてもらおう。豊川稲荷、お寺に行こう。ご祈禱を受け精進料理をいただく。おみやげは「おいなりさん」と「大あんまき」

 

夫の浮気疑惑、娘の彼氏問題、双子の高校受験、親の入院etc. 人生の荒波をたくましく、ブチ切れながらも乗り越えていく姿勢が神々しいくらいです。

 

深刻な問題もさくさく解決できるのは、ご利益のおかげでしょうか。

ユーモアたっぷりに書かれているので気楽に読めます。